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オランダにストレート勝利 ファイナルラウンド進出を決める 男子ネーションズリーグ

オランダにストレート勝利 ファイナルラウンド進出を決める 男子ネーションズリーグ

「バレーボールネーションズリーグ2024」(VNL)予選ラウンド第3週フィリピン大会がマニラで開催されています。

6月21日(金)、FIVB世界ランキング4位(試合開始前時点)の男子日本代表チームは同13位のオランダと対戦し、セットカウント3-0(25-18、25-19、25-20)のストレートで勝利。予選ラウンドの通算成績を7勝3敗としました。

 

第1セット、日本の長所であるディフェンスやつなぎを序盤から発揮し、いい流れを作ります。日本の粘りのあるディフェンスに、オランダがミスをする場面もあり、点差を広げます。最後はリリーフサーバーで出場した甲斐優斗選手のサービスエースで25-18。第1セットを先取します。

第2セットは、序盤からサービスエースによる得点に加え、サーブレシーブが安定し、サイドアウトでも順調に得点を重ねていきます。この日スタメン出場の髙橋健太郎選手、そして西田有志選手の連続ブロックで11-8とすると、オランダがタイムアウトを取ります。その後、石川祐希選手のスパイクが決まり、13-8となったところでオランダが2回目のタイムアウト。スパイク決定率62%と高い決定力で第2セットも奪います。

第3セット序盤は、オランダがリードする展開。それでも西田選手のサーブ時に逆転に成功。さらに、交代で入った宮浦健人選手のサーブも好調で21-16と5点差とします。このセットはサービスエースが4本など、効果的なサーブからブレイクポイントを重ね25-20で奪取。セットカウント3-0のストレートでオランダを退けました。

日本はサーブレシーブが乱れた場合でもスパイクでカバーし、高い決定率につなげました。西田選手、関田誠大選手のサーブからブレイクポイントを多く取るなど、スタッツの各項目で日本が相手を上回り、勝利することができました。

またこの勝利により、残り2試合を残して日本の予選ラウンド7位以上とファイナルラウンド進出が決定しました。ファイナルラウンドは27日(木)よりウッチ(ポーランド)にて開催されます。

フィリピン大会3戦目は、22日(土)にフランスと対戦します。男子日本代表に引き続き熱いご声援をお送りください。

 

<次戦>

日本時間6月22日(土)20:00 日本×フランス

BS-TBSで19:30から生放送、U-NEXTで生配信

 

石川祐希選手

「敗れたカナダ戦のあとの試合で、自分たちにとってはとても重要な試合だった。1、2セット目は入りが非常によかった。3セット目は途中リードされていたが、そこから巻き返すということもカナダ戦ではできなかったこと。全員が意識して試合に臨んだので、そういう(逆転してセットを取る)結果になったと思う。個人としてはサーブミスが少しあったのでそこを修正したい。(残り2試合)まずは自分たちのバレーボールをすること。サイドアウトを取り続けることが強みだと思うので、そこを意識しながらやっていきたい」

 

小川智大選手

「1、2セットは落ち着いてプレーすることができた。自分の仕事ができた。3セット目は少しバタバタしたところもあったが、チームで勝ちきることができた。この勝ちは大きいし、いい経験になった。(オランダのニミル選手のサーブは)最初は速いと感じながらも『いけそうだ』と思いながら取っていた。徐々にエンジンがかかって、ますます速くなったところでサービスエースを取られてしまった。次はサービスエースを取られないように返したい。アンダートスは練習からあわせているので、スパイカーが打ちきってくれてよかった。(明日から)フランス、アメリカと、強い相手が続くので何とか勝てるようにチーム一丸となり頑張りたい」

 

西田有志選手

「対戦相手云々ではなく負けた後の試合は難しい気持ちの中で戦わなければいけない。しかし、しっかり3-0で勝てたことはモチベーションにすることができる。明日からまたタフな試合が続く。しっかり準備をして明日に臨みたい。スパイクはあまりよくなかった。相手に対して構えすぎていた。そのあたりはもう少しできたと思う。ディフェンスやブロックの面で自分なりにチームに貢献することができたのはよかった」

写真提供:VolleyballWorld

 

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大会概要

男子日本代表競技日程

試合結果

FIVB世界ランキング(Volleyball World ウェブサイト)