第33回オリンピック競技大会(2024/パリ) バレーボール女子日本代表出場権獲得について
公益財団法人日本バレーボール協会(JVA)は6月14日(金)、国際バレーボール連盟(FIVB)およびバレーボールワールド(VW)より、女子日本代表チームが第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)[以下、パリ2024オリンピック]の出場条件を満たした旨通知を受けましたことをお知らせいたします。
FIVBおよびVWが昨日のバレーボールネーションズリーグ(VNL)全試合が終了した時点でFIVB世界ランキングのポイントに関する計算を行った結果、日本は予選ラウンドの残り2試合(15日・セルビア戦、16日・アメリカ戦)の結果に関わらず、世界ランキングによりパリ2024オリンピック出場権を獲得することが判り、JVAに通知されたものです。
眞鍋政義監督 コメント
「2年半前に日本代表監督に再就任し、パリ2024オリンピックの出場権を獲得することが一番の目標だったので、まずは目標をクリアして安堵している。出場権獲得までの3年間は長かった。昨年(のパリ五輪予選は)悔しい試合で出場権を獲ることができなかったので、今年のVNLに懸けていた。VNLでは1戦目からトルコに勝利するなど、ポイントを稼ぐことができたので、選手やスタッフには感謝している。
出場権獲得のターニングポイントは再就任1年目だった。東京2020オリンピックのあとチームを引き継いだとき、(日本は)世界ランキング9位(266ポイント)だった。そこからどのようにパリオリンピックの出場権を獲得するかを考えるなかで、2022年のVNLで世界ランキングを上げるしかなかった。オリンピックの翌年はどの国も若い選手を起用するためそこがチャンスだと思い、我々は勝ちにこだわってスタートダッシュをした。さらに同年の女子世界選手権を経て50ポイントを稼ぐことができ、最終的には6位(316ポイント)まで上昇することができたので、今思うと1年目の50ポイントの貯金が大きかった。まだVNLの試合は残っているが、次戦のセルビア戦に勝ち、東京オリンピック金メダルのアメリカにも勝って、ファイナルラウンドやパリオリンピックに向かいたい。
まだパリオリンピックの目標は決めていない。選手やスタッフと話し合いながら最終的な目標を決め、その目標に向かって挑戦したい」
キャプテン・古賀紗理那選手 コメント
「昨日はカナダに負けてしまったが、パリ2024オリンピックの出場権獲得がVNLでの目標だったので、素直に嬉しい。眞鍋監督から話があったが、残りの2試合の結果次第で世界ランキングが変わるので、気を引き締めて戦っていきたい。パリオリンピックは厳しい戦いになると思うが、チーム全員で戦うことができるようにいい準備をしていきたい」
◆パリ2024オリンピック女子バレーボール競技 出場チーム
出場枠 | 国名 | ||
---|---|---|---|
1 | 開催国 | フランス | |
2 | FIVBパリ五輪予選 2023年9月開催 |
POOL A・1位 | ドミニカ共和国 |
3 | POOL A・2位 | セルビア | |
4 | POOL B・1位 | トルコ | |
5 | POOL B・2位 | ブラジル | |
6 | POOL C・1位 | アメリカ | |
7 | POOL C・2位 | ポーランド | |
8 | 世界ランキング 1~7を除く上位5か国 (バレーボールネーションズリーグ2024予選ラウンド終了時点) |
①アジア最上位 | |
9 | ②アフリカ最上位 | ||
10 | ①②除く最上位 | ||
11 | ①②除く2位 | ||
12 | ①②除く3位 |