国際大会

ポーランドにストレートで敗れ、予選ラウンド通算成績5勝2敗 買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2024 男子福岡大会

ポーランドにストレートで敗れ、予選ラウンド通算成績5勝2敗 買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2024 男子福岡大会

バレーボールネーションズリーグの日本ラウンド「買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2024 福岡大会」が、西日本総合展示場(福岡県北九州市)にて開催されています。

6月7日(金)、FIVB世界ランキング4位(試合開始前時点)の男子日本代表チームは、同1位のポーランドと対戦しセットカウント0-3(17-25、15-25、20-25)のストレートで敗れました。

 

昨日までのスタメンから大きくメンバーを入れ替えて臨んだ第1セット。序盤からポーランドの強烈なスパイクやサーブに崩されます。エバデダン ラリー選手のクイックや甲斐優斗選手の打点の高いスパイクで反撃のきっかけを見出しますが、富田将馬選手や宮浦健人選手のスパイクが連続でポーランドの高いブロックに阻まれ、徐々に点差が広がっていきます。最後はポーランドの強力なサーブで崩され、17-25で第1セットを失います。

続く第2セットも序盤からポーランドのリズムで試合が展開されます。長いラリーをエバデダン選手のブロックで勝ち取り7-8と1点差まで追い上げる場面もありましたが、試合巧者のポーランドから主導権を奪えず試合は進み、大きくリードを広げられます。終盤、リベロの山本智大選手がレシーバーとして出場し、小川智大選手とともに守りを固めるシーンもありましたが、最後までポーランドの勢いを止めることができず、15-25でこのセットも奪われました。

後がない日本は第3セット、前セット途中出場の大塚達宣選手と大宅真樹選手をスタートから起用します。大塚選手を筆頭に日本は最後まで粘りをみせますが、20-25で第3セットも失い、FIVB世界ランキング1位のポーランド相手にストレートで敗れました。

また、西日本総合展示場では日本とポーランドの試合に先駆けてブルガリア対イランとブラジル対スロベニアの2試合が行われ、いずれもフルセットでブルガリアとスロベニアが勝利しました。スロベニアはFIVB世界ランキングでブラジルを抜いて5位となりました。

日本代表は8日(土)に本大会ここまで6勝0敗と好調なスロベニアと福岡大会最終戦を戦います。福岡大会を勝ち越して終えることができるよう、会場やテレビの前からたくさんのご声援をお願いいたします。

 

<次戦>

6月8日(土)19:20 日本×スロベニア

TBS(地上波)で19:00から生放送、TVer、U-NEXTで生配信

<コメント>

大宅真樹選手

「自分自身久しぶりの日本代表の試合でかなり緊張もあったが、スパイカーが助けてくれてありがたいと思いながらプレーをした。(途中交代の時の心境)自分の持ち味を出していこう、トスはもちろんだがスパイクレシーブやつなぎの部分で貢献しようと考えながらコートに入った。(世界ランキング1位のポーランドに対し)パイプ攻撃は比較的通った。クイックの本数を増やすこと、精度をもっと高めなければいけないと感じた。ポーランドはすべてのスキルがトップレベルであると感じた。その中でもサーブは狙いどころが的確な上にミスが少ないので、かなりストレスをかけられた」

大塚達宣選手

「チームが劣勢の状況でコートに入ったので、声かけや雰囲気作りを大事に、チームにいいエネルギーを持っていけるように意識した。スパイク、レシーブともに(世界ランキング1位のポーランドに対して)自分の中ではやれたと思うが、相手は高さやパワーに加えて巧さもあったので、そういう相手に対してコートに実際に入って(試合が)できるというのはいい機会だった。(ポーランドは)簡単に落とさないところがすごいなと思った。ブロックで決まったと思ってもそこから繋いだり、ネット際の処理がうまかった。今日はチームとしてエネルギーを出し切ることができなかったので、簡単に勝たせてしまった印象がある。今日の試合を通して何か(相手に)プレッシャーを与えられるような雰囲気を作ることが大事だと感じた。スロベニアは今大会調子がよく、ランキングも近いので、本気で日本を倒しにくると思う。それ以上のエネルギーをチーム全員で出して戦っていきたい」

エバデダンラリー選手

「毎回のことだが、やるせない気持ちでいっぱいになる。攻撃面やサーブでは手応えのあった場面もあるが、ブロックはまだ手応えはなく、練習していかなければいけないと思った。(世界ランキング1位のポーランドに対し)相手のマークが薄かったこともあり、攻撃は通った印象。また自分のサーブが通った場面もあったので、世界1位にも負けていないと感じた。相手セッターに対する読みやブロックの手の出し方についてはまだ劣るので、研究、練習をしていかなければいけないと思った。(ミドルブロッカーの先輩である山内、髙橋健太郎、小野寺選手が)試合後に言葉をかけてくれて本当にありがたかった。プレーについて相談すると具体的に回答してくれるのですごく頼りになる。(明日対戦する)スロベニアはオリンピックが懸かっているし、今大会勢いに乗っているチーム。その勢いに負けないようにやっていきたい」

写真提供:VolleyballWorld

 

関連リンク

大会概要

男子日本代表競技日程

試合結果

FIVB世界ランキング (Volleyball Worldウェブサイト)