国内大会

岡山が黒鷲旗初優勝 サントリーはVリーグとの二冠達成

2024.05.07|国内大会

岡山が黒鷲旗初優勝 サントリーはVリーグとの二冠達成

第72回黒鷲旗男女選抜優勝大会は5月6日(月・振)にAsueアリーナ大阪(大阪市中央体育館/大阪市)で最終日を迎え、女子は岡山シーガルズが初優勝。男子はサントリーサンバーズが2年ぶり10度目の優勝で、Vリーグに続く今季二冠目を飾りました。

 

■5月6日 決勝試合結果

【女子】

岡山シーガルズ(A組2位) 3(25-13、25-17、25-12)0 デンソーエアリービーズ(D組1位)

【男子】

サントリーサンバーズ(B組1位) 3(25-21、21-25、25-17、26-28、15-11)2 パナソニックパンサーズ(A組1位)

 

 

女子では、予選グループ戦でVリーグ勢を次々と破って勝ち上がった筑波大を準々決勝で倒し、続く日立Astemo戦にも競り勝った岡山が19年ぶりで決勝へ進出。対するデンソーも2017年大会以来7年ぶりの決勝に臨みました。試合は立ち上がりから岡山ペース。今大会限りでの現役引退を表明していた川島亜依美主将や宮下遥選手らを軸に、的確な守備からの幅広い攻撃で先行しました。デンソーも、同じく今大会で引退する中元南主将やルーキー石倉沙姫選手を中心に力強い攻撃を展開しましたが、粘り合いを制した岡山がストレートで押し切って悲願の初優勝に輝きました。宮下選手は「みんなで優勝を分かち合えてうれしい。やっと一番の喜びを共有できました」と笑顔で語りました。

 

3月末に閉幕したVリーグのファイナルと同カードとなった男子決勝は、そのときと大きくメンバーの異なるパナソニックが、Vリーグを制したメンバーとほぼ変わらないサントリーに挑むかたちとなりました。パナソニックは西山大翔選手が、サントリーはデ アルマス・アライン選手やドミトリー・ムセルスキー選手が強力なサーブで会場を沸かせ、両チームとも好ラリーの数々で大阪の観客を盛り上げるなか、両者一歩も引かない戦いはフルセットへ。最後は藤中謙也選手や大宅真樹主将のブロックで抜け出したサントリーが優勝し、シーズン二冠を飾りました。今大会をもって勇退するサントリーの山村宏太監督は「苦しんだ、ある意味サンバーズらしい優勝。今日まで成長させていただけました」と振り返りました。

 

なお来年度、2025年の黒鷲旗大会については、リニューアルも含めて現在国内競技のスケジュール調整が進められています。5月末ごろにJVA(日本バレーボール協会)やOVA(大阪府バレーボール協会)のサイトで詳細を発表する予定ですので、ぜひご確認ください。

(文責・写真提供:日本文化出版)

      

      

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