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プエルトリコを下し、3戦連続ストレート勝利 FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023

「FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023」第3戦、9月19日(火)にFIVB世界ランキング8位(試合開始前時点)のバレーボール女子日本代表チームはプエルトリコ(同21位)と対戦し、セットカウント3-0(25-23、25-21、25-13)のストレートで勝利し3連勝を飾りました。

ここまでの2戦と同様のスターティングメンバーで臨んだ第1セット、宮部藍梨選手のサーブでブレイクに成功し、5-2とリードを奪います。中盤には福留慧美選手の好レシーブから井上愛里沙選手らが得点を重ねていきますが、相手のサーブやスパイクに苦しみ、終盤までもつれ込む展開に。しかし、古賀紗理那選手のファインレシーブから井上選手が決め、さらにはリリーフサーバーとして起用された石川真佑選手がサービスエースを奪うなど、日本が第1セットを先取します。第2セットは宮部選手に替え渡邊彩選手をコートへ送り込みます。序盤、2-5と苦しむ展開となりますが、我慢しながら反撃の糸口を探っていきます。徐々に点差を詰めていき福留選手の献身的なレシーブ、関菜々巳選手の緩急をつけたサーブで相手を揺さぶり、逆転に成功します。しかし、再び相手にリードを奪われると、嫌な流れを断ち切るためセッターに松井珠己選手を起用します。その松井選手のトスワークでゲームを振り出しに戻した日本は、林琴奈選手のサービスエースなどでリードを奪います。落ち着きを取り戻した日本は全員で1点を確実に奪い、25-21で2セットを連取します。第3セットは山田二千華選手に替え入澤まい選手を起用。渡邊選手のブロード攻撃が見事に決まり、序盤から優位に試合を進めていきます。完全に流れを引き寄せた日本は松井選手のトスワークからスパイカー陣が期待に応え、13-8とリードを奪っていきます。古賀選手のサーブでブレイクが続き18-8と一気に勢いづいた日本が、危なげない試合運びでこのセットも25-13で奪い、ストレート勝ちを収めました。

女子日本代表チームは9月20日(水)にFIVB世界ランキング18位(試合開始前時点)のブルガリアと対戦します。パリ2024オリンピック出場権獲得を目指す女子日本代表チームに引き続き声援をお送りください。

<次戦>
9月20日(水)19:25 日本×ブルガリア

<選手コメント>
古賀紗理那選手
「特に最初は苦しい展開が続いたが、2セット目中盤から3セット目にかけてサーブで崩した後のハイセットシチュエーションで、ブロックディフェンスからのオフェンスという日本がしたいプレーができたのが今日はよかったと思う。明日のチームも高さがあるので個人としてはオフェンスに集中したい。フォローも入りつつ日本がやりたいコンビバレーが作れるように明日も頑張りたい」

松井珠己選手
「(自分の入りは)頭の準備はできていたがトスのばらつきがあったのが反省。打ち切ってもらうところで丁寧に上げられたのはよかったと思う。偏りがないようにと思っていたが最後はレフトに頼ることが多くなってしまった。パスが入った時にライト攻撃を使えていたが、ミドルの打数を増やせたらよかった。いつ出てもいい準備ができるように頭と身体の準備をして自分のプレーの全力を出していきたい」

渡邊彩選手
「2セット目からスタートで出場した。1セット目は少しバタバタした展開だったのでチームとしてのリズムや流れを変えられたらいいなと思って(コートに)入った。最初は私も硬さがありブロックなど出し遅れるケースも多かったが、後半にかけて修正でき、3セット目もいい形で修正してチームとしてストレートで勝てたことはよかった。私が入る時は後ろの攻撃とバックアタックになってくるので、ハードワークして攻撃の枚数を1枚引きつけたり、パイプのエリアを広げることが自分の役割だと思うので(コートに)入った時にできるようにしていきたい。まずはブルガリアの映像を見て、チームとしてどうやって戦っていくかを整理して明日の試合に挑んでいきたいと思う」

写真提供:FIVB

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