国内大会
JOCカップ 女子は東京連覇、男子は大阪北が初の栄冠
「JOCジュニアオリンピックカップ 第33回全国都道府県対抗中学バレーボール大会」の男女決勝が12月28日(土)、丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館/大阪市港区)で行われ、女子は東京が2大会連続10度目、男子は大阪北が初優勝を果たし、大会は幕を閉じました。
女子決勝では堅い守備と思い切りのよい攻撃が光る岡山に対し、東京は先発メンバーの平均身長が約175㎝という高さを生かした攻撃で圧倒します。複数の選手が力強いジャンプサーブを打つことで相手に流れを渡すことなく、ストレートで勝利を収めました。熊田隆一監督は「各学校の核となる選手がそろいましたが、どういうチームになるのか不安もありました。キャプテンを中心に一人一人が考えてプレーやサポートに取り組めました」と選手たちの成長をたたえました。
男子決勝は地元の大歓声を受けた大阪北が、サイドの強打にクイックを絡めた攻撃を展開します。第1セットは熊本の勢いに押されて落としますが、第2セットを取り切ると、第3セットは序盤で川内歩人主将の連続サービスエースなどで流れを呼びこみ、熊本のエースをブロックとディグで攻略し逆転で勝利しました。梅原祥宏監督は「結団式で日本一になる、と宣言した目標をかなえることができてうれしいです」と喜び、「このチームが終わりかと思うと寂しいです」と結成からの4カ月を振り返りました。
本大会で、最も将来が期待される選手に贈られる「JOC・JVAカップ」には、女子はチームを優勝に導いた瀧澤凜乃選手(身長183㎝・東京)、男子は笹本穏選手(身長191㎝・愛知)が選ばれました。
◆女子最終順位
優勝 :東京
準優勝:岡山
第3位 :福井、埼玉
◆男子最終順位
優勝: 大阪北
準優勝:熊本
第3位 :兵庫、香川
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特別表彰選手(PDF)