Vリーグ女子決勝 JTマーヴェラス2連覇 皇后杯と2冠達成
「2020-21 V.LEAGUE DIVISION1」ファイナルは2月21日(日)、大田区総合体育館(東京都大田区)で女子3位決定戦と決勝を行い、レギュラーラウンド2位のJTマーヴェラスが、リーグ無敗で同1位の東レアローズをセットカウント3-1で下し、2年連続3度目の優勝を決めました。JTは決勝で東レを倒して優勝した令和2年度皇后杯全日本選手権大会と合わせて、今季2冠を達成しました。
前日の準決勝でNECレッドロケッツを逆転のフルセットで下したJTは、第1セットこそ東レに押し切られますが、第2セットからは強いサーブで攻め、またブロックとレシーブの徹底した連携で守備を固めます。東レのエース石川真佑選手をサーブで狙い、石川選手、そして黒後愛選手の持ち味の攻撃をじわじわ封じます。第4セットには11-9から強打軟打を互いに拾い、長いラリーの末、JTのミドルブロッカー芥川愛加選手が東レのエース、クラン・ヤナ選手をブロックで仕留めて12-9と離したところが最大の見せ場。セッター籾井あき選手は、前日には主砲のドルーズ・アンドレア選手に89本のアタックを集めましたが、今日はトスを散らし、林琴奈選手、田中瑞稀選手の攻守にわたる活躍を引き出しました。東レは今季2つだけの黒星をいずれも決勝という大舞台でJTに喫し、無冠に終わりました。
最高殊勲選手賞を初受賞したJTの小幡真子主将は、「2連覇することがこんなに大変なことなのかと思った。勝ち続けるチームは大変だが、自分たちで新たな道を開けるように頑張っていきたい」と勝利をかみしめました。吉原知子監督はチームの総合力を、「選手たちが戦う意味で互いを尊敬しあえる存在になったことが強みになった」と語りました。
個人賞の受賞者など詳しくはVリーグ公式サイトをご参照ください。
■ファイナル試合結果
女子決勝
JTマーヴェラス 3(23-25、25-21、25-21、25ー20)1 東レアローズ
女子3位決定戦
NECレッドロケッツ 3(19-25、25-14、25-21、25-19)1 デンソーエアリービーズ