Vリーグ男子決勝 サントリーが14年ぶりの王座奪還
「2020-21 V.LEAGUE DIVISION1」ファイナルは4月4日(日)、船橋アリーナ(千葉県船橋市)で男子決勝を行い、V・レギュラーラウンド1位のサントリーサンバーズが同2位のパナソニックパンサーズをセットカウント3-0のストレートで下し、14年ぶり8度目の優勝に輝きました。
前日のファイナル3で、ウルフドッグス名古屋をゴールデンセットの末に振り切ったパナソニックは、兒玉康成選手を決勝のスタメンに起用。リベロ永野健選手の堅守や清水邦広選手の強打で食い下がりますが、サントリーはムセルスキー・ドミトリー選手が効果的にブロックを決めて突き放し、セットを先取します。第2セットも強気のサーブを軸に幅広く攻めるサントリー、ディフェンスで粘るパナソニックという構図で好ラリーが展開されましたが、最後に柳田将洋選手がバックアタックを決めてサントリーがセットを連取。優勝に王手をかけました。
第3セット、後がないパナソニックは兒玉選手に代えてベテランの白澤健児選手をコートへ。その白澤選手がブロックで2得点をあげるなど意地を見せますが、18-18から柳田選手のサービスエースや塩田達也選手のクイックでサントリーがリードすると、そのままセットを奪って勝利を手にしました。
サントリーは昨年末に新型コロナウイルスの感染者が出たため、令和2年度天皇杯全日本選手権大会ファイナルラウンドの出場を辞退しており、その悔しさや、そこでの気づきも力にしながらの優勝に、喜びがはじけました。
最高殊勲選手賞を受賞したサントリーのムセルスキー選手は「最後にみんながベストを尽くし、いいプレーを見せて目標を達成できたことが嬉しい」とコメント。今季就任した山村宏太監督はシーズンを通しての強さについて「一人一人が成長している。僕自身も成長しながら進んでいくチーム作りを目指していた」と笑顔で話しました。
個人賞の受賞者など詳しくはVリーグ公式サイトをご参照ください。
■ファイナル試合結果
男子決勝
サントリーサンバーズ 3(25-21、25-23、25-20)0 パナソニックパンサーズ
■ファイナル3試合結果(4月3日)
パナソニックパンサーズ 1(23-25、25-21、19-25、25-27)3ウルフドッグス名古屋
レギュラーラウンド3位のウルフドッグス名古屋が勝利したため、1セット・25点制のゴールデンセットを実施
<ゴールデンセット>
パナソニックパンサーズ1(25-21)0 ウルフドッグス名古屋