国際大会

東京チャレンジ2021 男女日本代表が中国代表と対戦

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「バレーボール日本代表国際親善試合~東京チャレンジ2021~」」が5月1日(土)、東京オリンピックの競技会場でもある有明アリーナ(東京都江東区)で開幕しました。会場の東京都に緊急事態宣言が発出されたことから、無観客での開催となった本大会。参加する選手を泡のように包み外部との接触を遮断する「バブル方式」を採ったほか、専門家監修のガイドラインを作成し、ラリーごとのボールの消毒など、万全な感染症対策のもとに大会が行われました。

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第1試合は男子の試合が行われ、龍神NIPPONはシーソーゲームの末、中国にセットカウント3-2(21-25、25-21、23-25、25-18、15-8)で勝利しました。髙橋藍選手、大塚達宣選手がスタメン出場で国際大会デビューを果たしたほか、高梨健太選手も第2セット途中から出場して代表戦初出場、10得点をマークしました。

チーム最多27得点の西田有志選手は「国際試合は1年半ぶり。ワールドカップを終えてからメンバーが変わり、どういったチームになるかと思って試合に臨んだが、全員がしっかりと仕事ができた。だが、まだ細かい部分で確認しなければならない部分がたくさんある。最初の入り(今シーズン初戦)としては、少なからず良かったのかと思う」と振り返りました。全5セットに出場し西田選手に次ぐ16得点を決めた髙橋藍選手は「最初は硬さがあったが、徐々にリズムを作ることができ、終盤に向けて自分らしいプレーができた。初の国際試合で、高さ慣れしていなかったが、どういった高さに打てばブロックにかからないか、終盤改善することができた」と振り返りました。

そして中垣内監督祐一は「違った緊張感があった。我々らしくない試合で、練習してきたことや目指してきたことを出せないスタートになってしまった。アウトサイドヒッターの2人(髙橋藍選手、大塚選手)が大学生で代表初試合。大塚に代わって入った高梨も初試合ということを考えると、よく盛り返してくれたと思う。勝つことを第一に考えているのでチーム作りはまだまだこれからだが、勝ったことは評価できる」とコメント。龍神NIPPONは、昨年完成した有明アリーナで初めて勝利したチームとなりました。

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続く第2試合では、火の鳥NIPPONが世界ランキング1位の中国と対戦しました。火の鳥NIPPONは最終セットで競り合ったものの、セットカウント0-3(16-25、18-25、29-31)で敗れました。

この試合で国際大会デビューを飾った籾井あき選手は「ここに立たせてもらえているのは当たり前ではないと思ってコートに立たったが、結果に結びつかなかった。まだまだ自分のプレー面の成長が必要だと再認識できた試合だった。初めてということもあって、緊張があった。スタメン発表後に時間が少しあって、今の自分にできることをやろうと思ってコートに立った」と振り返りました。

長岡望悠選手は、「今日の試合は多くの方が携わってくださった中でできた貴重な機会。色々な収穫があったり、色々な材料が生まれたので、これからのチームのレベルアップにつなげていきたい。初めての会場で、また国際試合も約2年ぶりと、試合前は緊張していたしそわそわもしていて、そんな中で久しぶりにレベルの高い相手に対して、今やってきている、積み重ねてきていることを出し切って、体が耐えきれるのか、今やっていることがどこまで通用するのかと考えていたが、しっかりチャレンジできたので収穫はあった」と語りました。

中田久美監督は「こういう(コロナ禍の)状況の中で中国を相手に試合ができたことに感謝している。合宿を始めて約2カ月、選考をかけながら、男性練習パートナーを立てて、なかなか先が見えない状況の中、選手のモチベーションをどう維持していくかが大きなテーマだった。世界ランキング1位の中国と試合することで、自分たちの立ち位置や課題が明確になった。さらに課題を抽出して、徹底的に落とし込んでいきたい」と前を向きました。

なおこの試合では、籾井選手に加えて林琴奈選手、山田二千華選手も日本代表選手として初めて国際大会のコートに立ちました。

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大会2日目となる2日(日)、龍神NIPPONが再度中国と対戦します。チームの連勝に向けて、引き続き応援をよろしくお願いいたします。

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