国際大会

トルコ相手にストレート勝利し連勝を飾る FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023

「FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023」第4戦、10月4日(水)にFIVB世界ランキング5位(試合開始前時点)のバレーボール男子日本代表チームはトルコ(同15位)と対戦し、セットカウント3-0(25-15、25-20、25-19)でストレート勝利し連勝を飾りました。

小野寺太志選手のサーブポイントで第1セットはスタートします。日本はセッター・関田誠大選手が序盤から髙橋健太郎選手にトスを上げ、積極的にクイックを活用していきます。一方、トルコは日本の攻めのサーブに対してサーブレシーブが崩れず、サイドアウトを確実に取り一進一退の攻防に。髙橋藍選手のフェイクセットから西田有志選手のスパイク、山本智大選手のディグから石川祐希選手のスパイクが決まり日本が連続ブレイクを取ると、10-7でトルコがタイムアウトを要求します。その後もトルコのミスが目立ち、16-8と点差が広がったところでトルコが2回目のタイムアウト。最後は西田選手のバックスパイクが決まり、第1セットを先取します。第2セットも日本はスタートから好調をみせます。ディフェンスからのトランディションアタックが決まるなど、7-2となったところでトルコが1回目のタイムアウト。互い点数を重ねる展開で試合が進んでいきますが、トルコがブレイクポイントを取り、14-11になったところで日本がタイムアウト。西田選手のサーブでチャンスを作り、髙橋藍選手の巧みなスパイクが決まり18-13。安定した試合展開の中、甲斐優斗選手がリリーフサーバーで登場し相手サーブレシーブを崩すと、最後は髙橋藍選手のパイプ攻撃が決まり日本が2セットを連取します。ここまでの展開ではサーブの効果とトランディションアタックの決定率の高さが際立っています。第3セット、日本のブレイクでスタートします。その後は両チーム共に集中力の高いプレーで一進一退の攻防が中盤まで続いていきます。トルコのスパイクをリベロ・山本智大選手のスーパーディグ、そして石川選手のスパイクが決まり18-16。トルコのタイムアウト後、西田選手、石川選手の連続ブロックポイントで20-16とリードを広げます。最後はトルコのサーブミスでゲーム終了。セットカウント3-0で勝利を収めました。サーブが機能し日本のディフェンスがトルコのポイントゲッター抑え、トランディションアタックの決定率が高い内容でした。サイドアウトも安定しており、次戦に向けて弾みがつく試合運びをみせました。

連勝を飾り3勝1敗とした男子日本代表チームは、休息日を挟み10月6日(金)にFIVB世界ランキング9位(試合開始前時点)のセルビアと対戦します。オリンピック出場権獲得に向けて負けられない戦いが続く男子日本代表チームに引き続き声援をお送りください。

<次戦>
10月6日(金)19:25 日本×セルビア

<選手コメント>
関田誠大選手

山本智大選手
「トルコという強豪国が相手だったがいい流れで3-0で勝ててほっとしている。非常にいい形でディフェンスできているので次も勝てるように頑張りたい。(ボールを)上げて上げて調子を上げていきたいタイプなので、ボールが来なくても調子を上げていけるように頑張りたいと思う。次の3戦は厳しい戦いになると思うがしっかり心と身体をリフレッシュしてチーム一丸となって絶対勝ちに行きたい」

髙橋藍選手
「トルコが相手で自分たちはもう勝つしかないという強い思いもあった。その結果いい形でスタートし、3セット目では自分たちでブロックやサーブ、フェイクセットなどいい展開を出せた。いいリズムで3セットで勝ち切ることができたので、次の試合に繋がる試合だったと思う。関田選手とパイプやコンビネーションを合わせてきており、今日も非常にいい形でクイックやパイプが効いていた。相手も苦しかったと思うし、今日の試合のひとつのキーになるプレーだった。次戦の相手のセルビアは高さがあって力を持っているチームなので、決して簡単に勝てる相手ではない。ここまでくれば自分たちがやってきたことを出して、自分たちのバレーボールを信じてやるだけだと思う。勝つしかない」

写真提供:FIVB

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