国際大会

火の鳥NIPPON、トルコにストレートで敗戦し4位で大会終了 ネーションズリーグファイナルラウンド3位決定戦

1か月前の5月25日(火)にリミニ(イタリア)で開幕した「FIVBバレーボールネーションズリーグ2021」女子大会は6月25日(金)に大会最終日を迎え、女子日本代表チーム・火の鳥NIPPONの最終試合となるファイナルラウンド 3位決定戦が行われました。準決勝でブラジルに敗れた火の鳥NIPPONはトルコと対戦。国際バレーボール連盟主催大会での2014年ワールドグランプリ以来のメダル獲得が期待されましたが、セットカウント0-3(19-25、16-25、17-25)のストレートで敗戦し、4位で大会を終えました。

予選ラウンドで対戦した際は3-1で勝利していた相手との再戦。第1セットは互いに譲らない展開となります。しかし、テクニカルタイムアウト後に連続失点を許すと、その後もリードされたまま19-25でトルコが先取します。第2セットでは一時日本が同点に追いつくも、多彩な攻撃を駆使するトルコにリードを広げられ、16-25と連続で落とす結果に。後のない日本は第3セット、序盤から点を重ね8-5と一時は流れに乗ったかと思われましたが、そこから一気に8連続失点を浴びる展開に。この試合両チーム最多の29得点を挙げたエブラル・クラクルト選手を中心としたトルコの攻撃を前に防戦一方となり、第3セットも17-25で奪われ、ストレートで敗戦となりました。

試合結果

なお、3位決定戦の後に行われ、2019年大会と同カードとなった決勝戦では、アメリカがブラジルをセットカウント3-1(26-28、25-23、25-23、25-21)で下し、2018、19年に次いで大会3連覇を果たしました。

従来は世界各地で開催されていたネーションズリーグは今年、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、男女全チームがリミニに集められ、1か月にわたり「バブル方式」で行われる異例の大会となりました。日本は4位で大会を終え、帰国後は開幕を約1か月後に控えた東京2020オリンピックに向けて最終調整が始まります。2012年のロンドンオリンピック以来のメダル獲得に向け、引き続き火の鳥NIPPONの応援をよろしくお願いいたします。

■FIVBバレーボールネーションズリーグ2021女子大会 最終順位

1位: アメリカ

2位: ブラジル

3位: トルコ

4位: 日本

5位: 中国

6位: ドミニカ共和国

7位: オランダ

8位: ロシア

9位: ベルギー

10位: ドイツ

11位: ポーランド

12位: イタリア

13位: セルビア

14位: カナダ

15位: 韓国

16位: タイ

写真提供:FIVB

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