東京2020オリンピックの御礼 会長・嶋岡健治
1964年以来、東京の地に二度目の聖火が灯され、第32回オリンピック競技大会が開催されました。
多くの方にご支援、ご協力いただき本大会に出場を果たしたバレーボール、ビーチバレーボールの日本代表は、その誇りを胸に全員が力を出し切りました。インドア男子代表においては29年ぶりにオリンピックの場で勝利を収め決勝トーナメントに進出、最終順位は7位となりました。また、同女子代表はフルセットとなった韓国戦をはじめ白熱した好ゲームを演出し最終10位という成績を残すことができました。ビーチバレーボールにおいては、男女ともに予選ラウンドを突破することはなりませんでしたが、猛烈な暑さに負けない激しいプレーを数多く展開しました。
これは、選手一人ひとりの日々の集大成であるとともに、ひとえにそれを支えていただいた多くの方々のご支援の賜物です。心より感謝申し上げます。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、史上初めて延期となった本大会。バレーボールの”つなぐ力”を今まで以上に感じる大会になりました。開催や運営にあたっては、会場の内や外、あらゆる場所で多くの皆さまのご支援をいただきました。選手、スタッフを快く送り出していただいた所属チームの皆さま、物心両面で支えてくださったスポンサー、サプライヤーの皆さま、日頃よりバレーボール、ビーチバレーボールに携わっていただいている都道府県協会をはじめとした加盟団体の皆さま、そして、リモートながら様々な手段で応援の声を届けてくださった全国のファンの皆さま、こういったすべての皆さまの想いと総力の結集がコロナという未曽有の厳しい状況下においても、選手たちに大きな力を与えてくれました。また、バレーボール、ビーチバレーボールともに日本代表として新型コロナウイルスの感染者を出すことなく大会を終了することができました。安全な大会を実現してくださった関係者の皆さま、また私たちの命や日常生活を守るために日々懸命に尽くしてくださっている医療従事者をはじめとしたエッセンシャルワーカーの皆さまにも、この場を借りて改めて感謝を申し上げます。
次回のパリオリンピックは3年後に迫っております。新たなオリンピック出場権をめぐる戦いがすぐに始まります。東京オリンピックでの奮闘を糧に、次なるステージへ向け、決意も新たに挑戦を続けて参りたいと存じます。
引き続きバレーボール、ビーチバレーボールへのご支援をどうぞ宜しくお願い申し上げます。
ありがとうございました。
公益財団法人 日本バレーボール協会
会長 嶋岡健治