第21回アジア男子バレーボール選手権大会 龍神NIPPONは準優勝
「第21回アジア男子バレーボール選手権大会」は19日(日)、千葉ポートアリーナ(千葉県千葉市)と船橋アリーナ(千葉県船橋市)で大会最終日を迎えました。2大会ぶりに決勝に進んだ男子日本代表チーム・龍神NIPPONは、イランにセットカウント0-3(25-27、22-25、29-31)のストレートで敗れ、準優勝となりました。
東京2020オリンピックでの熱戦が記憶に新しいイランとの対戦。日本は第1セットの立ち上がりからイランの強烈なサーブに苦戦し、6-11とリードを許すと、石川祐希選手と宮浦健人選手の連続得点を口火に勢いを取り戻し、途中出場の大竹壱青選手のブロックで20-19と逆転しますが、デュースの接戦の末に25-27で第1セットを落とします。第2セットの序盤はサイドアウトの応酬から続けざまにブレイクに成功し、18-16と日本がリード。しかし、サーブミスから3連続失点を喫して逆転を許すと、22-25でイランに逃げ切られます。どちらも譲れない第3セットは両チームが競り合ったまま終盤に突入すると、石川選手のサービスエース、髙橋藍選手のパイプ攻撃から21-20と抜け出しますが、大会連覇がかかるイランが盛り返し、先にセットポイントを掴みます。すかさずデュースに持ち込み、髙橋選手、石川選手の得点で食い下がった日本でしたが、29-31で競り負けました。
決勝後の表彰式では個人賞が発表され、龍神NIPPONからはベストアウトサイドスパイカー賞に石川祐希選手、ベストオポジット賞に宮浦健人選手が選ばれました。なお、最優秀選手賞(MVP)には優勝したイランからザベル・カゼミ選手が選ばれました。
戦評、日本代表チームのコメントなどは、準備が整い次第掲載します。
「第21回アジア男子バレーボール選手権大会」に、それぞれの場所からの熱いご声援をありがとうございました。新型コロナウイルス感染拡大以降、初めてファンの皆さまに会場にお越しいただいての国際大会となりました。会場や画面の向こうからの応援を受けて、龍神NIPPONの選手は最終日まで戦いきることができ、また来年の男子世界選手権の出場権も獲得することができました。パリオリンピックに向けて、新たな歩みを踏み出した龍神NIPPONに、来シーズンもたくさんのご声援をよろしくお願いいたします。
◆第21回アジア男子バレーボール選手権大会 最終順位
1位: イラン
2位: 日本
3位: 中国
4位: チャイニーズタイペイ
5位: カタール
6位: オーストラリア
7位: パキスタン
8位: 韓国
9位: インド
10位: バーレーン
11位: カザフスタン
12位: サウジアラビア
13位: ウズベキスタン
14位: ホンコンチャイナ
15位: タイ
16位: クウェート
◆個人賞
ベストアウトサイドヒッター賞: ミラド・エバディプール選手(イラン)
ベストアウトサイドヒッター賞: 石川祐希選手
ベストミドルブロッカー賞: アリアスガル・モジャラド選手(イラン)
ベストミドルブロッカー賞: リ・エイシン選手(中国)
ベストリベロ賞: モハンマドレザ・ハズラトプルタラタペ選手(イラン)
ベストセッター賞: ジャバード・カリミスチェルマーイー選手(イラン)
ベストオポジット賞: 宮浦健人選手
MVP: ザベル・カゼミ選手(イラン)
◆9月19日(日) 決勝/順位決定戦 試合結果
決勝
日本×イラン0-3(25-27、22-25、29-31)
3位決定戦
チャイニーズタイペイ×中国0-3(17-25、16-25、17-25)
5-6位決定戦
カタール×オーストラリア 3-0(25-21、25-11、25-23)
7-8位決定戦
韓国×パキスタン0-3(23-25、15-25、26-28)
9-10位決定戦
バーレーン×インド2-3(16-25、23-25、25-20、25-23、14-16)
11-12位
カザフスタン×サウジアラビア 3-0(25-16、25-20、25-23)
13-14位
ホンコンチャイナ×ウズベキスタン0-3(20-25、23-25、21-25)
15-16位
クウェート×タイ1-3(16-25、25-21、23-25、20-25)