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映画「東洋の魔女」 12月11日(土)より全国公開

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©UFO Production、©浦野千賀子・TMS

「東洋の魔女」の愛称で親しまれ、1964年東京オリンピックで金メダルを獲得した全日本女子チームを題材にしたドキュメンタリー映画が、12月11日(土)より全国各地の劇場で上映されます。

フランス人監督のジュリアン・ファロ氏による本作には、当時の全日本女子チームメンバーだった中島(旧姓:半田)百合子さん、神田(松村)好子さん、千葉(松村)勝美さん、田村(篠崎)洋子さん、故・井戸川(谷田)絹子さんが出演。作中の「魔女」の皆さんのインタビューからは、大松博文監督やチームメイトの素顔、国内外から注目・期待を受ける中どのようにチームを作り上げたのかなど、当時の情景が鮮明によみがえります。

内容

記憶に新しい2021年夏、2 度目の東京オリンピック。その57年前の1964年10月。高度経済成長を間近に控えたこの時期に、戦後復興の象徴として日本で最初のオリンピックが開催された。柔道、体操、レスリング、次々とメダルを獲得していく日本人の姿を見て、国民たちは熱狂した。

なかでも、圧倒的な実力を見せたのが女子バレーボール代表だった。インパール作戦帰りの「鬼の大松」監督によるスパルタ指導によって頭角を現し、世界から「東洋の魔女」と恐れられた日本代表チームは、圧倒的な強さ

で勝ち進み、決勝で最大のライバル・ソ連代表と相まみえた。彼女たちは秘密兵器「回転レシーブ」を武器に、圧倒的な体格を誇るソ連代表を追い詰めていく。そして、全国民が固唾を呑んで見守るなか、その時が訪れた。

1964 年 10 月 23 日 20 時 55 分、金メダルポイント――

その勝利によって、日本全土が歓喜の渦に巻き込まれた。その偉業は、戦争の影を引きずる日本社会に再び自信と誇りをもたらしたばかりでなく、その後、空前のバレーブームを巻き起こし、 『アタックNo.1』や『サインはV!』をはじめとする「スポ根」 ジャンル の興隆へと繋がった。

そんな彼女たちも今や80 代に差し掛かっている。「魔女」、「スパルタ」、「鬼の大松」…仰々しい言葉とともに語られてきた彼女たちが、自らの口で、その思い出を語り始める。今なお、若々しく人生を謳歌する“魔女たち”の姿を撮影したのは『誰も知らない』(04)などで知られる名カメラマン・山崎裕。監督は『オリンピア52についての新しい視点』(13)や『完璧さの帝国』(18)といったフッテージ・ドキュメンタリーで高い評価を得てきたフランスの奇才ジュリアン・ファロ。市川崑の『東京オリンピック』(65)からカンヌ映画祭グランプ リ作品『挑戦』(63)、さらにはアニメ 『アタックNo.1』(69-71)や戦後日本の風景までをふんだんに織り交ぜ、単なるノスタルジーに収まらない新たな「東洋の魔女」の姿を浮き彫りにしていく。何故あれほどまでに日本は彼女たちに熱狂したのか?その秘密が今、解き明かされる。

(公式サイトより引用)

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作品情報

監督・脚本:ジュリアン・ファロ

プロデューサー:ウィリアム・ジェアナン

撮影:山崎裕 編集:アンドレイ・ボグダーノフ

録音:レオン・ルソー 音楽:ジェイソン・ライトル、K-Raw

ラインプロダクション:ドキュメンタリージャパン、橋本佳子、角田良子

[2021年/100分/ドキュメンタリー/DCP/フランス]

配給:太秦 宣伝協力:スリーピン ©UFO Production ©浦野千賀子・TMS

公式サイト:toyonomajo.com 公式Twitter:@toyonomajomovie

劇場情報・公開日

映画公式サイトをご確認ください。