全日本インカレ 女子は東海大が6年ぶりV 男子は早稲田大が5連覇
「第74回秩父宮賜杯全日本大学男子選手権大会 第68回秩父宮妃賜杯全日本大学女子選手権大会 ミキプルーンスーパーカレッジバレー2021(全日本インカレ)」は12月5日(日)、大田区総合体育館(東京都)で決勝および3位決定戦が行われ、女子は東海大学が6年ぶり8度目、男子は早稲田大学が5年連続9度目の優勝を飾りました。
女子決勝は、日本体育大学と昨年度準優勝の東海大学が対戦しました。東海大学は第1セットを先取すると、第2セットも佐々木遥子選手のレフトからのスパイクや、キャプテン・横田紗椰香選手の連続サービスエースなどで得点。終盤、日本体育大学に大村季色選手らのスパイクで反撃され点差を詰められますが、25-22で東海大学が逃げ切ります。第3セットも東海大学のリードで試合が進むなか、後がない日本体育大学が4連続得点で一時同点に追い付きますが、最後は佐々木選手のブロックポイントで東海大学がストレート勝利。昨年度の雪辱を果たし6年ぶりに大学王者に返り咲きました。東海大学の横田選手は試合後、「コートに立っている人、バックアップしてくれる人、全員で勝とうと4年生で話し合って臨んだ。最後まで全員で戦い抜くことができたと思う」と勝利を噛み締めていました。
男子決勝は、並み居る強豪を下し勝ち進んできた順天堂大学と、5連覇のかかる早稲田大学の一戦となりました。第1セットは東京2020オリンピック代表の大塚達宣選手のサービスエースなどで早稲田大学が先取しますが、第2セットは順天堂大学の染野輝選手と岡本捷吾選手の両アウトサイドヒッター、リベロの高橋和幸選手らが奮闘し、試合を振り出しに戻します。それでも早稲田大学が重藤トビアス赳選手らの強烈なスパイクなどで第3セットを奪い返すと、第4セットもその流れを渡すことなく大塚選手のスパイクで25点目をもぎ取り、5連覇を達成しました。3年生でキャプテンの岩本大吾選手は「優勝できて素直に嬉しい。4年生にありがとうと言ってもらえて、この1年やってきて本当に良かった」と話し、「来年もう一度この場所に戻ってきて優勝したい」と意気込みを語りました。
決勝の前に行われた3位決定戦では、男子は筑波大学と中央大学が対戦。序盤から互いに持ち味を生かしたバレーを展開し拮抗した戦いが続き、勝負の行方はファイナルセットに。幸先の良いスタートを切ったのは筑波大学でしたが、この試合でMIP賞を受賞した中央大学・鍬田憲信選手が勝負所で強烈なスパイクを決めると、最後はサービスエースで中央大学が有終の美を飾りました。女子は長崎国際大学と筑波大学が対戦。第1・2セットを連取した筑波大学は、長崎国際大学の粘り強い繋ぎや矢野ゆきの選手のパイプ攻撃やブロックを利用した巧みなスパイクに苦しめられ第3セットを奪い返されますが、キャプテン・高間来瞳選手、佐藤淑乃選手の攻撃を中心に第4セットを取り返し試合をものにしました。
■12月5日(日)試合結果
[女子]
決勝 日本体育大学 0-3 東海大学
3位決定戦 長崎国際大学 1-3 筑波大学
[男子]
決勝順天堂大学 1-3 早稲田大学
3位決定戦筑波大学 2-3 中央大学
写真提供:全日本大学バレーボール連盟
関連リンク
▼全日本大学バレーボール連盟ウェブサイト
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