日本代表

ユニバ男子日本代表 FISUワールドユニバーシティゲームズに向け始動

ユニバ男子日本代表チームが、「FISUワールドユニバーシティゲームズ(旧ユニバーシアード競技大会)」に向けて始動しています。同大会の候補選手22人が2月8日(火)、9日(水)の2日間にわたり公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)の定める派遣手続き(メディカルチェック)を受けました。

(各種手続きにて使用する顔写真の撮影も実施)

チームは当初、4日(金)から10日(木)まで味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)で選考合宿を実施する予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け合宿は取りやめとなり、感染症対策に配慮したうえでメディカルチェックと顔写真の撮影のみを行いました。

今後は所属先での活躍などをもとに選手選考を行い、6月26日(日)に開幕するユニバーシティゲームズには22人の候補選手の中から12人の選手が出場します。チームは6月に再び集合し、大会開幕を前に最終合宿を行う予定です。

チームを率いる松井泰二監督は「今大会は2024年パリオリンピック、2028年ロサンゼルスオリンピックへの過程と捉えている。U-23の大会が無くなり、『シニア-ユニバ-U20-U18』という流れの一環であるため、選手選考については今までとは違う視点を持っている。将来性豊かで、かつ現時点で世代を代表する選手を選ぶ。選手たちには『このメンバーは我々チームスタッフだけでなく、南部強化委員長、ブラン男子日本代表監督の考えも反映されているし、今回はユニバ日本代表の候補として招集しているが、ブラン監督率いる日本代表チームに招集される可能性もある。選ばれたことに自信を持って、自チームで力を高めていってほしい』と伝えている」と語りました。

本大会の出場資格は、①18歳以上26歳以下(1996年1月1日~2004年12月31日生まれ)で、②大学/大学院に在学中もしくは大会の2年前までにそのいずれかを卒業していることとしています。当初本大会は2021年8月に行われる予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期され、従来の大会で25歳以下としていた年齢制限を1年のばし、また大学/大学院既卒者についても卒業2年以内であれば出場が認められます(従来は1年以内)。

約5か月後に迫ったFISUユニバーシティゲームズ、そして男子日本代表チームへの道を進む選手たちの、Vリーグや大学での活躍にご注目ください。

■ユニバ男子日本代表チーム 候補選手

氏名 所属 身長 ポジション
1 小澤宙輝 東レアローズ 186cm OH
2 都築 仁 ジェイテクトSTINGS 194cm OH
3 仲本賢優 パナソニックパンサーズ 187cm OH
4 大塚達宣 早稲田大学3年 194cm OH
5 水町泰杜 早稲田大学2年 181cm OH
6 藤原直也 中央大学2年 190cm OH
7 山田大貴 早稲田大学2年 191cm OH/OP
8 新井雄大 JTサンダーズ広島 188cm OP/OH
9 宮浦健人 ジェイテクトSTINGS 190cm OP
10 梅本鈴太郎 堺ブレイザーズ 193cm MB
11 西本圭吾 東レアローズ 189cm MB
12 村山 豪 ジェイテクトSTINGS 191cm MB
13 鬼木 錬 日本体育大学3年 204cm MB
14 佐藤駿一郎 東海大学3年 204cm MB
15 西川馨太郎 筑波大学3年 193cm MB
16 道井淳平 ジェイテクトSTINGS 198cm S
17 中村駿介 パナソニックパンサーズ 186cm S
18 伊藤洸貴 中央大学4年
(大分三好ヴァイセアドラー内定)
190cm S
19 中野 倭 近畿大学4年
(ウルフドッグス名古屋内定)
179cm S
20 山本 龍 東海大学3年 185cm S
21 高橋和幸 順天堂大学4年
(ジェイテクトSTINGS内定)
170cm L
22 高木啓士郎 東海大学2年 170cm L

監督:松井泰二(早稲田大学)
コーチ:高橋宏文(東京学芸大学)、豊田昇平(中央大学)
トレーナー:松井康真(株式会社ケッズトレーナー)
アナリスト:池原賢(ジェイテクトSTINGS)
ドクター:高木健太郎(NTT東日本関東病院)

※ポジション略称/OH:アウトサイドヒッター、OP:オポジット、MB:ミドルブロッカー、S:セッター、L:リベロ