2021-22 V.LEAGUE DIVISION1　優勝は男子・サントリーサンバーズ、女子・久光スプリングス

「2021-22 V.LEAGUE DIVISION1」は4月17日（日）、千葉ポートアリーナ（千葉市）で男子決勝の第2戦を行い、V・レギュラーラウンドラウンド2位のサントリーサンバーズが同1位のウルフドッグス名古屋を下して2年連続9度目の優勝を果たしました。

先週行われた決勝第1戦を落とし後がないサントリーサンバーズが、この試合はウルフドッグス名古屋を寄せ付けることなくストレート勝ち。勝敗を決するゴールデンセットも勢いを絶やさずに25－17で取り、V.LEAGUE連覇を成し遂げました。

10日（日）に行われた決勝第1戦は、レギュラーラウンドでの対戦で3勝1敗と分のあるウルフドッグス名古屋が勝利し優勝に王手。勝利が絶対条件のサントリーサンバーズは、試合序盤からセッター・大宅真樹選手のトスワークから中央、サイドと幅広い攻撃を展開すると、要所で小野遥輝選手、藤中謙也選手のブロックでウルフドッグス名古屋の攻撃を封じ、2セットを先取します。第3セットは序盤こそ拮抗しますが、サントリーサンバーズは彭世坤選手、柳田将洋選手が緩急をつけたサーブでエースを奪うなど勢いそのままにストレートで勝利し、ゴールデンセットへと持ち込みました。

迎えたゴールデンセット、サントリーサンバーズはウルフドッグス名古屋のクレクバルトシュ選手の強烈なスパイクを好守で繋ぐなど第2戦からの好調を保つと、ムセルスキードミトリー選手の技ありの得点などが決まり13－8でコートチェンジ。追い詰められたウルフドッグス名古屋もクレク選手らの得点で応戦しますが、最後まで点差は縮められず25－17でサントリーサンバーズが勝利しました。

サントリーサンバーズのキャプテン・大宅選手は「厳しい戦いばかりだったが、逆境に強いサンバーズを最後まで見せることができた。今日勝つしかなく、（第2戦での）勝利とゴールデンセットに懸けて準備ができていたので、自信を持って戦えた」と振り返りました。山村宏太監督は「（連覇を達成したことを）いまは本当に信じられない。去年は負ける気がしなかったが今年は簡単ではなかった。本当にウルフドッグス名古屋が強かったし、レギュラーラウンドでなかなか勝つことができず、簡単なシーズンではなかった。そんな中で選手は最高のパフォーマンスを見せてくれた」と選手の頑張りを称えました。

（写真は4月10日[日]の決勝第1戦）

レギュラーラウンド1位・JTマーヴェラスと同3位・久光スプリングスによる女子決勝は16日（土）に第2戦が予定されていましたが、両チームから新型コロナウイルス感染症陽性者が認められため中止に。V.LEAGUEの「新型コロナウイルス対策に関する規程」に則り、第2戦は勝敗をつけないこととなったため、第1戦で勝利した久光スプリングスが3年ぶりの優勝となりました。久光スプリングスは「令和3年度天皇杯・皇后杯全日本選手権大会」との2冠達成となりました。

個人賞の受賞者など詳しくはVリーグ公式サイトをご参照ください。

■ファイナル試合結果

男子決勝

第1戦

ウルフドッグス名古屋3－0 サントリーサンバーズ（25－19、28－26、25－21）

第2戦

ウルフドッグス名古屋 0－3サントリーサンバーズ（16－25、21－25、17－25）

ゴールデンセット

ウルフドッグス名古屋 0－1サントリーサンバーズ（17－25）

女子決勝

第1戦

JTマーヴェラス 1－3久光スプリングス（23－25、25－23、22－25、23－25）