オランダにストレート勝利で準々決勝へ 2022女子世界選手権第2次ラウンド最終戦
オランダとポーランドで行われている「2022女子世界選手権」は9日(日)、第2次ラウンドの最終戦が行われ、女子日本代表チーム・火の鳥NIPPON(大会前のFIVB世界ランキング7位)はオランダ(同10位)と対戦しセットカウント3-0(25-23、25-23、25-21)のストレートで勝利しました。
試合開始前に他チームの試合結果により第3次ラウンドの進出を決めていた日本。オランダも第2次ラウンド敗退が既に決まっていますが、ホームのオランダを応援する大勢の観衆が会場に詰め掛け、日本にとってはアウェーの雰囲気の中での試合となります。第1セットは序盤から井上愛里沙選手が連続して攻撃を決め主導権を握ったかと思われましたが、その後はオランダに4連続得点を許し6-9とリードを奪われます。しかし、関菜々巳選手、石川真佑選手のサービスエースなどが決まって日本が追いつくと、その後は徐々にオランダを突き放します。終盤、一時は22-22と迫られますが、最後は井上選手がブロックとアタックで得点を重ね、25-23でこのセットを先取します。続く第2セット、オランダの高いブロックに苦しめられ序盤から一進一退の攻防が長く続きます。終盤、眞鍋政義監督はリリーフサーバーに古賀紗理那選手を起用。24-23とオランダも食らいつきますが、最後はライトから林琴奈選手が決めて25-23でこのセットも連取します。第3セットも序盤は互いに得点を重ねますが、流れを掴んだ日本が17-10とリードを広げます。後のないオランダも粘りを見せますが、最後は石川選手のバックアタックが決まってこのセットを25-21で奪い、セットカウント3-0のストレートで勝利しました。
この試合によりE組3位となった日本は次戦、1日空いて現地時間11日(火)に第3次ラウンド(準々決勝)でE組2位のブラジルとの対戦が決定しました。第1次ラウンドで対戦した際には3-1で勝利している相手ですが、ノックアウト方式となる第3次ラウンドではこれまで以上に難しい試合となることが想定されます。大一番に臨む火の鳥NIPPONへ引き続きご声援をお送りください。
<次戦>
10月11日(火)20:00(日本時間翌12日[水]3:00)日本×ブラジル
写真提供:FIVB