日本、最終戦で待望の初勝利!フルセットの激戦を制す FIVBワールドリーグ2014
FIVBワールドリーグ2014インターコンチネンタル・ラウンド第6週越谷大会は6月29日(日)、越谷市立総合体育館で日本対ドイツの第2戦を行い、日本はフルセット(25-22、25-22、14-25、23-25、17-15)の末にドイツを下しました。南部正司監督就任後の初勝利となり、今大会最終戦を白星で終えることになりました。
日本は前日(28日[土])の敗戦を活かしサーブコースなどを変え、この試合、一進一退の攻防を繰り広げます。第1セットは終盤の勝負所でキャプテン・越川優選手がサービスエースを決めて流れをものにすると、最後は伏見大和選手もサービスエースを決め、第1セットを先取します。続く第2セットも、ここまで苦しめられたドイツのセッターが見せるツーアタックをレシーブしたことで流れを呼び込み、セット終盤には深津英臣選手が1枚ブロックでドイツのスパイクを止め、日本は2セットを連取します。
しかし第3セット、日本にミスが目立ち、メンバーチェンジ等で突破口を見つけようとするものの、このセットはドイツに奪われます。第4セットも終盤には清水邦広選手のサービスエースで一時逆転をするなど競り合いとなりますが、このセットもドイツに奪われます。
迎えた最終第5セット序盤、ドイツに引き離されかけた日本ですが、伏見選手の2連続サービスエースや清水選手の2連続スパイクポイントで追いつくと、ピンチサーバーの千々木駿介選手も攻めのサーブを見せます。越川選手のスパイクで遂にマッチポイントを握ると、最後はドイツのスパイクがコートから外れ、激戦の軍配は日本に上がりました。
◆南部正司 全日本男子監督
「(今大会の)最終戦、勝てて本当によかった。最後まで選手・スタッフとも集中力を切らすことなくやってくれた。これからの強化の自信にもなる勝利になった」
◆キャプテン・越川優選手
「(ここまでの試合で)勝てなくて皆苦しい思いをしていた。代表選手の少ない今年のチームで、1からのスタートをしたので、この1勝は本当に大きい。(明日が30歳の誕生日であることについて)いろいろあった20代だったが、30代も頑張る」
◆清水邦広選手
「皆の力を合わせた勝利だった。勝つためには自分が決めなければいけないという思いがずっとあった。チーム全員が悩み抜いた中で今日の試合を勝てた。このチームは絶対に強くなると思う」
1ヶ月以上の長期に渡り開催されたFIVBワールドリーグ2014インターコンチネンタル・ラウンド、龍神NIPPONにご声援をいただき、ありがとうございました!
○インターコンチネンタル・ラウンド プールD 順位表(6月29日日本戦終了時)
1位:フランス(勝点27/9勝2敗)
2位:アルゼンチン(勝点25/8勝3敗)
3位:ドイツ(勝点14/5勝7敗)
4位:日本(勝点3/1勝11敗)