「少しは世界との壁を壊せた」火の鳥NIPPON眞鍋政義監督が今シーズン総括の記者会見を実施

2022.10.24｜日本代表

女子日本代表チーム・火の鳥NIPPONの眞鍋政義監督が10月24日（月）、都内でオンライン会見に臨み、今シーズンの総括や今後に向けた意気込みを語りました。

眞鍋監督はまず、今シーズン最初の国際大会であったFIVBネーションズリーグ2022について言及し、「世界ランキングを上げることを目標にネーションズリーグに臨んだ。ネーションズリーグでは開幕から8連勝したが後半に5連敗と、良いときと悪いときの違いがあった。それを夏場に反省し世界選手権に臨んだ」と振り返りました。

また、先日終えたばかりの2022女子世界選手権については、「目標であったベスト8に入り、最終的に5位という結果で終わった。準々決勝のブラジル戦ではフルセットで逆転負けし、特に選手たちがブラジルに負けて悔しい気持ちを持っていた。詳しい分析はこれからだが、数字で勝って試合で負けたという印象。今年のテーマである、”Breakthrough━世界の突破口を見出そう”ということで活動してきたが、少しは世界との壁を壊せたと思う」と評価しました。

プレーについて、「世界に通用したと思うのは、コート中央からの速いバックアタック。特にネーションズリーグ前半と世界選手権で効果的だった」と話し、パリ五輪予選/ワールドカップバレー2023やパリ2024オリンピックに向けて、「コート中央からの速いバックアタックは我々が思っていた以上に追求しなければならない。特にラリー中の精度を上げていかないと、ベスト8からベスト4への壁は破れない。それが今回鮮明になったので、そこは来年の大きな課題である。あとはサーブとサーブレシーブ。最後にバレーボールの勝敗を分けるのはサーブとサーブレシーブなので、より一層磨きをかけていきたい」と意気込みました。

「今年のはじめ、FIVB世界ランキング9位の266ポイントから、世界選手権を終えた現在は316ポイントと、50ポイントもアップした。これは選手たちの頑張りによる素晴らしい結果だったと思う」と今シーズンの選手たちの活躍を評価しました。

パリオリンピックに向けて挑戦し続ける女子日本代表チーム・火の鳥NIPPONに引き続きご注目をよろしくお願いいたします。