国際大会

龍神NIPPONの親善試合初戦は黒星 フランス親善試合

8月8日(金)から9月5日(金)まで、フランス、チェコ、ブラジルの3カ国を回る「ヨーロッパ・南米遠征」を行っている全日本男子チーム・龍神NIPPON。8月12日(火)に本遠征初の親善試合をフランスと行い、ストレート(22-25、19-25、24-26)で敗れました。

第1セット、一進一退の展開で迎えた中盤、サーブでフランスの攻撃を封じ4連続得点を挙げます。その後は点の取り合いとなりますが、終盤にフランスに追い付かれると、スパイクでミスが出て、第1セットを22-25で奪われます。第2セット、永野健選手(パナソニックパンサーズ)の安定したレセプションからの速攻を軸に、コンビネーションで得点を重ねますが、相手エースに連続得点を許します。サーブレシーブを崩され徐々に引き離された日本。19-25でフランスに2セットを連取されます。第3セット、越川優選手(JTサンダーズ)に代えて米山裕太選手(東レアローズ)、山内晶大選手(愛知学院大学3年)に代えて伏見大和選手(東レアローズ)、深津英臣選手(パナソニックパンサーズ)に代えて内山正平選手(豊田合成トレフェルサ)を投入。フランスに攻撃をシャットアウトされ、1-4とリードを奪われますが、清水邦広選手(パナソニックパンサーズ)、米山選手がブロックを利用した攻撃で得点し、15-15の同点に追い付きます。さらに要所で出耒田敬選手(堺ブレイザーズ)のクイックが決まり、24-23とセットポイントに到達しますが、フランスの強烈なサーブに崩され連続得点を奪われると、24-26で第3セットを落としました。

試合後、南部正司監督は、「終盤での戦術達成度が勝敗を左右する結果となった。チームとしての課題徹底の甘さも敗因。戦術の理解とチームのコンビネーションを、試合を通じて完成させていく」とコメント。キャプテンの越川優選手は「久しぶりの対外試合であり、ワールドリーグからメンバーの半分が入れ替わった。チームを組んで間もないので、コンビネーションの完成度などに課題が残るものの、それぞれが掴んだプラス材料は大きい。全日本初召集の内山(正平選手)と石川(祐希選手)の今後の伸びに期待している。次戦は、個々の能力、チーム力を発揮していきたい」と次戦に向けた意気込みを語りました。

なお、この試合で内山正平選手と石川祐希選手(中央大学1年)が全日本男子選手としてデビューを果たしました。デビュー戦がスタメン出場となった石川選手は「全日本選手として、初めての海外チームとの試合だった。緊張せず楽しむ気持ちで臨んだが、力不足を感じた。この遠征で自分のスキルを伸ばす努力を続けていきたい」と試合を振り返りました。

龍神NIPPONは日本時間15日(金)3:00より、フランスと親善試合2試合目を行います。引き続き、全日本男子チームにご声援をお願いいたします!

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フランス親善試合 大会概要
遠征メンバー
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