国際大会

龍神NIPPONがチェコと親善試合を実施

8月8日(金)から9月5日(金)まで、フランス、チェコ、ブラジルの3カ国を回る、「ヨーロッパ・南米遠征」を行っている全日本男子チーム・龍神NIPPON。8月20日(水)にチェコと練習試合を行い、セットカウント3-1(21-25、25-15、25-22、25-21)で勝利しました。

当初は20日(水)から23日(土)の間で4試合(うち1試合は練習を交えた変則的な試合)を行う予定でしたが、公式戦は22日(金)17:00から行われる1試合のみとなりました。

日本はリベロ・永野健選手(パナソニックパンサーズ)以外は、柳田将洋選手(慶應義塾大学)、山内晶大選手(愛知学院大学3年)、石川祐希選手(中央大学1年)の大学生3名を含む若手中心のメンバーで試合に臨みます。第1セット、石川選手と出耒田敬選手(堺ブレイザーズ)の切れのあるスパイクでリードしますが、チェコの高いブロックに苦戦し3連続得点を喫すると14-17と逆転を許します。終盤、柳田選手のスパイクや椿山竜介選手(サントリーサンバーズ)のサービスエースで追い上げますが、21-25で第1セットを落とします。第2セット、柳田選手に代えて米山裕太選手(東レアローズ)を投入します。立ち上がりに椿山選手のスパイク、山内選手のブロックでいい雰囲気を作ると、石川選手のレフトからの攻撃などで6連続得点。勢いに乗った日本が25-15で第2セットを取り返します。第3セット、立ち上がりから越川優選手(JTサンダーズ)、米山選手、清水邦広選手(パナソニックパンサーズ)を起用。一進一退の攻防から12-9と日本がリードを奪うと、出耒田選手の強烈なクイックなどで23-18。最後は25-22で2セットを連取します。第4セット、越川選手の巧みなスパイクなどで4連続得点を奪い、15-11とリードします。チェコの猛反撃から同点に追い付かれる場面もありますが、ピンチサーバーで投入された柳田選手が相手レセプションを崩すと21-18とします。日本は山内選手のブロックで24-20とすると、最後は石川選手がスパイクを決め、25-21で第4セットを取りました。

◆南部正司監督

「第1セットは自分たちのミスによりセットを落とす結果となったが、第2セット以降は修正し、優位に試合を進めることができた。選手たちの戦術やシステムの理解度も高まってきており、チームとして機能してきた。今後はさらに細かな連携プレーやセッターとのコンビネーションなどの精度を高め、安易なミスが簡単に出ないチームを完成させたい」

◆キャプテン・越川優選手

「フランス親善試合で出場機会が少なかったメンバーで臨んだが、上手くリズムが掴めずに苦戦し第1セットを失った。しかし、第2セット以降はメンバーを変えながら戦い、全員の力で(セットカウント)3-1で勝利することができた。トレーニングを行いながらの練習試合で、万全なコンディションではない中、各自が課題に向き合いながら取り組めた。この勝利から得る経験は大きく、(チームの)前進につながった。明日以降の練習試合でも結果を出していきたい」

◆柳田将洋選手

「今日の自分に点数をつけるなら、100点中20点。チームではレセプションを求められているが、失点につながってしまった。もっと練習して、攻撃の軸になるような安定したレセプションを目指したい。ひとつひとつの出場機会で結果が出せるように努力を続ける」

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