チェコにストレートで敗戦 チェコ親善試合
8月8日(金)から9月5日(金)まで、フランス、チェコ、ブラジルの3カ国を回る、「ヨーロッパ・南米遠征」を行っている全日本男子チーム・龍神NIPPON。8月22日(金)にチェコと親善試合を行い、ストレート(22-25、23-25、18-25)で敗れました。
第1セット、石川祐希選手(中央大学1年)、越川優選手(JTサンダーズ)の攻撃で勢いに乗りかけますが、2連続ブロックポイントで勢いを止められます。中盤、日本のサーブミスが続き、一気に引き離され11-16とし後半へ。越川選手の巧みなスパイクなどで日本が連続得点しますが17-21でチェコがリードして終盤に突入。清水邦広選手(パナソニックパンサーズ)の活躍で21-23まで追い上げますが、22-25で第1セットを落とします。第2セット、セット始めより内山正平選手(豊田合成トレフェルサ)に深津英臣選手(パナソニックパンサーズ)、石川選手に代え米山裕太(東レアローズ)を起用します。永野健選手(パナソニックパンサーズ)の好レシーブから攻撃を仕掛けますが、ブロックなどで3連続得点を許し7-11と追う展開となります。後半、米山選手、越川選手が相手と互角に打ち合い17-18としますが、最後はミスによる失点で、23-25で第2セットを失います。第3セット、セット始めより山内晶大選手(愛知学院大学3年)を起用します。前半、相手ブロックに捕まりチェコのペースとなります。後半、越川選手がスパイク、サービスエースで得点し反撃しますが、日本は18-25で第3セットを落としました。
◆南部正司監督
「自チームのミスや被ブロックが多く出てしまい、終始劣勢の状態の試合展開になってしまったのが大きな敗因。問題になっているセッターとのコンビの精度・配給を中心に改善していきながら、サイドアウト率を上げていきチームの特徴を出したい」
◆キャプテン・越川優選手
「チェコとの3戦目は公式親善試合として観客も入り、試合直前のイベントなどもありアウェイ独特の雰囲気のなかで始まった。第1セットから自分たちのミスで失点する場面が多く、リズムを持ってプレーすることが出来なかった。課題は常に追いかける状況のなかで、仕掛ける強さを身に着けなければいけないこと。また、ワールドリーグ以後、取り組んできたブロックシステムとディフェンスシステムの関係性が形になって来た事や、経験の少ない選手にとっては、アウェイの環境のなかで戦えたことは、今後に繋がるいいところであった。チェコでの練習試合は、明日が最後となる。いい形で次のブラジルに入れるような試合を展開したい」
◆米山裕太選手
「自分たちから先にミスを出してしまい、常に相手に先行される苦しい試合展開だった。今日出た課題を修正して明日の試合に臨みたい」
◆出耒田敬選手
「今日のチェコとの一戦では、自分の役割を果たすことができず、とても悔しい思いをした。自分の役割としては、ブロックはもちろんのことだが、それ以上にサイドアウトを取れる攻撃にあると思った。今日のような悔しい想いを今後しないためにも、練習で精度を磨き、実践の中でも自身を身につけていきたい」
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チェコ親善試合 大会概要
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