国際大会

龍神NIPPONがチェコと親善試合(練習試合)最終戦を実施

8月8日(金)から9月5日(金)まで、フランス、チェコ、ブラジルの3カ国を回る、「ヨーロッパ・南米遠征」を行っている全日本男子チーム・龍神NIPPON。8月23日(土)にチェコと練習試合最終戦を行い、セットカウント3-1(27-29、25-21、25-23、29-27)で勝利しました。

日本はこの試合、内山正平選手(豊田合成トレフェルサ)、山内晶大選手(愛知学院大学3年)など、若手選手をスタメンに起用。第1セットをデュースの末に27-29で落とし迎えた第2セット、序盤は一進一退の展開となりますが、椿山竜介選手(サントリーサンバーズ)を中心に得点を奪うと、終盤に逆転。椿山選手と石川祐希選手(中央大学1年)の得点で25-21と第2セットを取ります。第3セット、チェコにサーブを崩され苦しい展開となりますが、石川選手、椿山選手、柳田将洋選手(慶應義塾大学)の攻撃で接戦に持ち込みます。中盤、出耒田敬選手(堺ブレイザーズ)のクイックや柳田選手のブロックで得点した日本。石川選手スパイクで4連続得点を挙げ、25-23で第3セットを奪います。第4セット、セッター・内山選手を深津英臣選手(パナソニックパンサーズ)に代えて臨みます。攻撃にリズムが出始めた日本は、山内選手のブロックや柳田選手のスパイクなどで得点しリード。24-21と先にマッチポイントに到達しますが、サーブミスなどから連続失点を喫し、デュースに持ち込まれます。それでも最後は柳田選手がブロックアウトとスパイクを決めて29-28とし、第4セットを奪いました。

◆南部正司監督

「若手中心のメンバーで臨んだ今日の試合。戦術の理解度も高く、ディフェンスからカウンター攻撃のチャンスを作り、柳田(将洋選手)、石川(祐希選手)がポイントにつなげるという、良い流れで試合を進めることができた。しかし、自チームのミスから崩れていく場面はまだまだあり、この部分については個々の技術力を磨いて改善したい」

◆永野健選手

「勝つことはできたが、リードしている場面で連続失点が続き、自分たちで苦しい展開を作ってしまった。まだまだ改善することはたくさんある。それを1つ1つクリアして行くことが今は大事」

◆柳田将洋選手

「今日の試合は戦略の理解や試合の過程ももちろん重要だったが、何よりも勝利という結果を求めてプレーした。反省するべき点は次のゲームまでにしっかり修正したい」

◆石川祐希選手

「チームが勝てたことはとても嬉しいが、自分は課題がたくさん見つかった試合たったので、残りの遠征(8月25日~9月5日)で技術を磨きたい。攻撃面もレベルアップしないといけないが、守備面でもっとチームに貢献できるように頑張りたい」

チェコとの親善試合を終えた日本は25日(月)にチェコを発ち、最後の目的地であるブラジルを目指します。ブラジルには9月3日(水)まで滞在し、5日(金)に約1ヵ月におよんだ遠征から帰国します。ブラジル滞在期間中、ブラジルのクラブチーム4チームと親善試合5試合を行う予定です。

関連リンク

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遠征メンバー