国際大会

龍神NIPPONがMaringaと対戦 ブラジルクラブ親善試合

8月8日(金)から9月5日(金)まで、フランス、チェコ、ブラジルの3カ国を回る、「ヨーロッパ・南米遠征」を行っている全日本男子チーム・龍神NIPPON。8月29日(金)にMaringa(ブラジルクラブチーム)と親善試合を行い、セットカウント3-1(18-25、25-15、25-17、26-24)で勝利しました。

第1セット、出耒田敬選手(堺ブレイザーズ)のブロックポイントやクイックでなどで得点し、6-8で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えます。後半は粘りある守備から攻撃に繋げますが、要所を決めきれず引き離され、18-25で第1セット失います。第2セット、米山裕太選手(東レアローズ)を起用すると、サーブレシーブが安定し、多彩なコンビネーションを使用し始め5-3とリードします。越川優選手(JTサンダーズ)のスパイクをきっかけに4連続得点を奪い15-9とリードを広げます。終盤も日本の勢いは止まらず、ピンチサーバーで出場の柳田将洋選手(慶応義塾大学4年)が起用に応えサービスエースを決め、25-15で第2セットを奪取します。第3セット、清水選手のスパイクや越川選手のブロックなどで連続得点。14-7のダブルスコアとなります。しかし、ここから相手の反撃を受けた日本は、15-12となり1回目のタイムアウトを取ります。終盤も堅実に得点を重ね、25-17で第3セットを連取します。第4セット、相手のパワフルなスパイクを止められず5-8と苦しい展開となります。しかし、米山選手がブロックフォローからの粘りある攻撃で追い上げ、続けて越川選手のサービスエースなどで4連続得点。17-15と逆転に成功します。その後、一進一退の展開から21-21の同点とすると、ここで出耒田敬選手に代え柳田選手をピンチサーバーで投入。第2セットに続きサービスエースを取り流れに乗った日本、最後は米山選手のスパイクとブロックアウトで26-24とし、デュースの末競り勝ちました。

◆南部正司監督

「第1セットは相手に先行されリズムが掴めなかったが、2セット目から出場した米山、山内が良い雰囲気を作ってくれた。また、ディフェンスも集中力が増し、相手の流れを止める要因となった。第4セットは、途中サイドアウトを取れない場面があったが、ピンチサーバーで出場した柳田がサービスエースを取り、チーム一丸で勝利することができた」

◆山内晶大選手

「マリンガは、フランスやチェコとは違い、高さ、パワー、広角なスパイクを打ってくるので、ブロック対応が困難だった。しかし、このような世界レベルを経験できるのは、自分にとってもプラスなこと。今後もブロックだけではなく、クイックスパイクやその他のプレーでも向上を目指したい」

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