セミファイナルラウンド(1-4位)でタイに敗れる 第1回アジアU-23女子選手権大会
「第1回アジアU-23女子選手権大会」は5月8日(金)、大会7日目を行いました。全日本U-23女子チームはセミファイナルラウンド(1-4位)でタイと戦い、フルセット(25-21、25-23、21-25、20-25、13-15)の末、敗れました。
第1セット、坂本奈々香選手(デンソーエアリービーズ)のスパイクが小気味よく決まり19-14とリードを保ちます。終盤はタイも粘りを見せ一進一退の攻防となりますが、井上愛里沙選手(筑波大学2年)と間橋香織選手(日立リヴァーレ)のスパイクで対抗し25-21と第1セットを先取します。第2セット、序盤4-8とタイに先行されますが、井上選手と間橋選手の攻撃陣が第1セットに引き続き好調で徐々に追い上げを図ります。終盤19-21から兒玉仁美選手(久光製薬スプリングス)のブロックポイントを起点に連続得点を重ね、25-23と逆転で第2セットを連取します。第3セット、立ち上がりスパイクミスが目立ち始め、5-10とリードを許します。その後、井上選手のスパイクによる連続得点で追い上げを見せますが、タイの時間差攻撃を交えたサイドからの攻撃が日本のブロックを弾き、21-25と第3セットを失います。第4セット、勢いづいたタイの多彩な攻撃が、日本のブロックに的を絞らせず面白いように決まりだし、4-10と劣勢になります。キャプテン・村永奈央選手(神戸親和女子大学4年)を中心とした攻撃陣が活躍し、中盤以降は一進一退のゲーム展開となりますが、タイの変化鋭いサーブにサーブレシーブが乱された日本は、終盤に連続ブロックポイントを許し、20-25と第4セットを落とします。第5セット、両チームとも一歩も譲らないゲーム展開で会場も大いに盛り上がります。しかし12-12となった終盤に、日本のスパイクミスとタイのサーブポイントで12-14とされると、最後は勢いの衰えないタイのスパイクが日本コートに突き刺さり第5セットを13-15で奪われます。
5月8日(金)に行われたセミファイナルラウンド(1-4位)のその他の試合では、中国が韓国にストレート(25-13、25-21、25-21)で勝利しています。
日本は本大会での3位もしくは4位が決定し、「第2回世界U-23女子選手権大会」の出場権を逃しましたが、本日9日(土)現地時間14:30より韓国との最終戦(ファイナルラウンド[3位決定戦])を戦います。引き続き、全日本U-23女子チームへのご声援をよろしくお願いいたします!