イランに敗れセミファイナルラウンド(5-8位)に回る 第1回アジアU-23男子選手権大会
「第1回アジアU-23男子選手権大会」が5月18日(月)、ミャンマーのネーピードーで大会6日目を行い、日本はイランとクウォーターファイナルラウンド(1-8位)を戦いました。前試合と同様のスターティングメンバーで臨んだ日本は、第1、2セットとも序盤からイランの変化に富むサーブに対し、その対応がままならずサーブレシーブを乱され2セットを連取されます。第3セット目のスターテンングメンバーには、2セット目の途中から出場したミドルブロッカーの加藤久典選手(早稲田大学3年)とセッターの酒井啓輔選手(筑波大学1年)を起用し、中盤までは日本ペースで進みます。しかし終盤に突入後、イランの高さのある攻撃によって追い付かれ、最後はサーブミスなどによる逆転でストレート(19-25、15-25、23-25)で敗れました。
第1セット、序盤から中盤にかけて、思い切りの良いイランのサーブに、日本はサーブレシーブが崩され、セッター・長谷川優太選手(法政大学4年)にボールが返らずたちまちイランの猛攻に遭い、6-10と離されます。中盤、久原翼選手(東海大学3年)や小野寺太志選手(東海大学2年)のサーブで相手レシーブを崩し11-13と追撃しますが、その後点差を縮められず19-25で1セット目を先取されます。第2セット、序盤、1セット目に続き1-5とイランペースとなります。リズムを変えたい日本は、9-14でセッターの酒井選手、ミドルブロッカーの加藤選手を投入します。その後、長いラリーの応酬の中でサイドアウトは取りますが連続得点にはいたらず、12-22とさらに点差を離された日本。キャプテン・今村貴彦選手(中央大学4年)の渾身のスパイクで追い上げますが、15-25で第2セットを連取されます。第3セット、セット開始より2セット目から途中出場した加藤選手と酒井選手をそのまま起用します。今村選手のサーブで相手のサーブレシーブを乱し、ダイレクトボールを高野直哉選手(東亜大学4年)が決め、序盤は日本が8-4と初めてこの試合で主導権を握ります。その後も高野選手のサーブや酒井選手のツーアタックも決まり、16-12でセカンドテクニカルタイムアウトを先取します。ところが、クイックのコンビネーションミスで失点し17-16まで追い上げられた日本。リベロの武智洸史選手(中央大学2年)が相手エースの強打スパイクをレシーブし接戦に持ち込みますが、相手オポジット(セッター対角に位置する攻撃専門のポジション)にスパイクを決められて22-22の同点に終盤で追いつかれます。その後大事な場面で、スパイクとブロックの連続ポイントで逆転され23-25と第3セットを失いました。
5月18日(月)に行われた、クウォーターファイナルラウンド(1-8位)のその他の試合では、中国がミャンマーにセットカウント3-1(25-21、25-14、21-25、25-22)で、韓国がタイにストレート(25-22、25-18、25-18)で、チャイニーズタイペイがインドにセットカウント3-1(23-25、26-24、25-20、25-21)でそれぞれ勝利を収めています。日本の次戦は日本時間5月19日(火)17:00より、インドとセミファイナルラウンド(5-8位)で対戦します。
引き続き全日本U-23男子チームへのご声援をよろしくお願いします!