フルセットでチェコに敗れ、開幕2連勝ならず FIVBワールドリーグ2015
FIVBワールドリーグ2015インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)プールD、第1週岡山大会2日目が5月31日(日)に桃太郎アリーナで行われ、日本はフルセット(25-22、25-20、24-26、23-25、11-15)でチェコに敗れました。
第1セット、立ち上がりから相手の強打をレシーブし粘りあるバレーを展開すると、安定したサーブレシーブから攻撃のリズムを掴んだ日本は25-22でセットを先取します。第2セット、序盤に石川祐希選手(中央大学2年)の緩急を交えた連続サービスエースでリードすると、山内晶大選手(愛知学院大学4年)のサーブを起点に連続ポイントで点差を広げ、25-20と2セットを連取します。第3セット、前セットの勢いのままに得点を重ねた日本でしたが、後半に入るとチェコの高さある攻撃の前に逆転を許し、24-26でこのセットを落とします。第4セット、序盤にチェコにリードを奪われると、途中出場の柳田将洋選手(サントリーサンバーズ)のサービスエースなどで21-20と逆転に成功します。しかし、再びチェコにリードを奪われると、23-25と押し切られます。第5セット、要所でミスによる失点があり7-9とチェコを追う展開で後半に突入すると、石川選手のサーブで追い上げますが最後は11-15でセットを失いました。
◆南部正司監督
「立ち上がりから良い展開を作れた。拮抗したゲーム展開が良かったかなと思うくらい、1、2セット目がスムーズにいった。3セット目からリズムが崩れ、フルセットでの敗戦となったが、自分たちに足りない部分を気付かされた。海外チームの高いブロックと、強いサーブに対して修正していきたい」
◆キャプテン・清水邦広選手
「立ち上がりは良く、1、2セット目は日本らしい試合ができた。3セット目以降はチェコのサーブに苦戦し、相手にブロックの的を絞らせてしまった。強いサーブと、崩れた時のスパイクを修正したい」
◆鈴木寛史選手
「3セット目を取ることができなかったことがすべて。3セット目以降、強いサーブで崩されたのでセンター線を使えなくなった。そういった状況時の対応を考えねばならない」
◆深津英臣選手
「リードした状態からの逆転負けで、もったいない試合だった。こういう展開は必ずあると思うので、経験値としてこれをプラスに考えたい。昨日は鈴木(寛史)選手に打数が集まったので、今日は山内(晶大)選手にボールを集めた。今後もサイドとセンター線をバランスよく使っていきたい。」
◆石川祐希選手
「2セット連取したあと3セット奪い返された。2セットをスムーズに取ることができ、気の緩みが出たのかもしれない。後半は自分自身のディフェンスのミスによる失点があったので、そこを修正したい」
◆ズデネク・シュメイカル チェコ監督
「第1セットは難しい展開だった。第2セットは日本チームのディフェンスが良くハイレベルだった。第3セットを取ることができたのは幸運だった。4セット目も流れに乗り、最終的に勝つことができ嬉しい」
このあと龍神NIPPONは、6月6日(土)と7日(日)の両日とも14:00から、第2週京都大会(島津アリーナ京都[京都府立体育館])でフランスと対戦します。チケットは、チケットぴあなどで取り扱いがございます。ぜひ会場にて龍神NIPPONに応援をよろしくお願いします!