日本、フランスにストレートで敗れる FIVBワールドリーグ2015
FIVBワールドリーグ2015インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)第2週京都大会は6月6日(土)、島津アリーナ京都[京都府立体育館]で日本対フランスの試合を行いました。日本はストレート(12-25、14-25、26-28)でフランスに敗れ、本大会通算成績を1勝2敗としました。
第1セット、序盤にフランスの変化鋭いサーブにサーブレシーブを崩された日本はリードを奪われます。さらに6-16と点差を広げられると、12-25と第1セットを落とします。第2セット、なおもフランスの強力なサーブに苦戦し2-8で折り返すと、サーブを狙われていた石川祐希選手(中央大学2年)に代え浅野博亮選手(ジェイテクトSTINGS)を起用します。直後、その浅野選手が期待に応えスピードある攻撃で反撃しますが、サーブレシーブの安定しない日本は14-25で第2セットを失います。第3セット、前セットから途中出場の柳田将洋選手(サントリーサンバーズ)をスタートから起用すると、スパイクとサーブで得点し8-4と日本の流れで試合は進みます。山内晶大選手(愛知学院大学4年)のサービスエースで12-6とさらにリードを広げますが、中盤、連続失点し僅差まで追い上げられます。日本は粘りあるスパイクレシーブから繋ぎのバレーを展開しデュースに突入しますが、最後は26-28とフランスに押し切られました。
◆南部正司監督
「第1、2セット、相手のサーブに押され、(先週のチェコ戦では)相手ブロックを利用したリバウンドなどで対処できていたが、今日は自分達のバレーができなかった。フランスとの対戦ということで選手たちは若干硬かったように見えたが、3セット目は浅野(博亮)選手と柳田(将洋)選手が活躍してくれたことは収穫」
◆キャプテン・清水邦広選手
「今日の試合はサーブがポイントとなった。相手の強いサーブに対して日本のサーブレシーブが乱れ、フランスのバレーを展開させてしまった。3セット目は日本の流れだったが、自分が決めることができずセットを落としてしまった。明日は今日の3セット目のような試合ができるよう頑張りたい」
◆浅野博亮選手
「今日は途中出場ということで、悪かった流れをどうにかしようと元気を前面に出そうと思った。フランスの高さは脅威に感じたが、普段通りのプレーをすることができた。日の丸を付けてプレーすることは大変重みを感じたが、プレッシャーに感じることなく望んでいきたい」
◆ロラン・ティリ フランス監督
「先週の試合後から今日の試合に向けてはしっかりと準備して臨んだ。サーブとブロックが機能したので勝利することはできたが、明日は難しい試合になると思う。明日も良い試合ができるようにしっかり準備したい」
また試合開始前には、元全日本の櫻井由香さんによるバレーボール教室(V・明日夢[みらい]プロジェクト)が開催されました。参加した小学生たちは、ウオーミングアップから試合形式の練習まで、とても楽しそうに時間を過ごしていました。櫻井さんは「今日はこれから全日本選手が戦うコートと一緒のコートで練習しました。みんなも全日本を目指して頑張ってください」と子供たちにエールが送られました。
試合終了後には、岡山大会に引き続き龍神NIPPONの選手による握手会が行われました。
なお、京都大会第2戦の当日券も、明日7日(日)12:30から会場の島津アリーナ京都正面玄関横にて販売が予定されています。ぜひ会場にお越しいただき、龍神NIPPONの後押しをお願いします!