韓国に連勝し本大会通算成績を4勝4敗に FIVBワールドリーグ2015
FIVBワールドリーグ2015インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)プールD、第2週大阪大会2日目が6月21日(日)に大阪市中央体育館で行われ、日本はストレート(25-21、25-20、25-18)で韓国に勝利し、本大会通算成績を4勝4敗と五分の星に戻しました。
第1セット、韓国のソ,ジェドク選手に連続サービスエースを決められ4-2とリードを許しますが、柳田将洋選手(サントリーサンバーズ)らのスパイクで追い上げると、深津英臣選手(パナソニックパンサーズ)のブロックで13-12と逆転。さらに出耒田敬選手(堺ブレイザーズ)が立て続けに相手スパイクをシャットアウトし22-18とすると、最後は途中出場の松岡祐太選手(堺ブレイザーズ)が決めて25-21で第1セットを先取します。第2セット、清水邦広選手(パナソニックパンサーズ)のスパイクなどで10-7と先行すると、16-11とリードを広げて2回目のテクニカルタイムアウトを折り返します。最後は柳田選手が豪快なバックアタックを決めて、25-20で日本が2セットを連取します。第3セット、一進一退の展開から清水選手のスパイクを含む4連続得点で16-12と一歩抜け出すと、このセット立ち上がりから出場している石川祐希選手(中央大学2年)らの得点で25-18とし、セットを取りました。
◆南部正司監督
「交代で出た選手たちのパフォーマンスもよかった。格上のチームとも渡り合っていけるようにやっていきたい。ミドルブロッカー陣が攻守にわたって機能している。これまで出耒田と山内はブロックで当てたボールを落とすことが多かったが、この2試合ではリバウンドを取れていたと思う」
◆清水邦広選手
「勝つことができて良かった。第1セットはサービスエースを決められる場面もあったが、接戦に持ち込み韓国を崩すことができた。ブロックやサーブは(本大会開幕戦の)チェコ戦よりはよくなっていると思う。今日のようなパフォーマンスを次のフランス戦でも出せるようにしたい」
◆深津英臣選手
「今日勝てたということより、2連勝できて、安定して力を出せることが分かったのがよかった。より自信をつけるために格上の相手に勝ちたい。(これまでの)チェコ戦、フランス戦ではあまりいいパフォーマンスが出なかったので、達成度としてはまだまだ。もっと勝つことに貪欲になっていきたい」
◆出耒田敬選手
「韓国での対戦時は2戦目に負けてしまったので、今日はチーム一丸となって点を取りに行ったブロックを得意なプレーにできるようにしたい」
◆柳田将洋選手
「前週は初戦で勝った翌日に負けてしまったので、今日は集中して臨んだ。(大阪大会の)前日練習まではコンディションが上がらなかったが、試合の中で調子を取り戻していくことができた。ワールドリーグを通じてフェイントを仕掛けてリバウンドを取るなど、最終的に自分たちが得点できる形を作れるように練習している」
◆ムン,ヨングァン 韓国監督
「技術的なことではなく、チームとして集中力がなかったことが敗戦の理由。この敗戦を私達にとって良い経験になるよう前向きに考えたい」
また、昨日に引き続き、また試合開始前には、元全日本の櫻井由香さんによるバレーボール教室(V・明日夢[みらい]プロジェクト)が開催され、試合終了後には龍神NIPPONの選手による握手会が行われました。
このあと龍神NIPPONは、6月25日(木)・27日(土)にフランス(トゥール、ルーアン)、インターコンチネンタル・ラウンド(グループ2)プールD最終週を7月3日(金)・4日(土)にチェコ(オパヴァ)で戦います。最後まで龍神NIPPONに応援をよろしくお願いします!