国際大会

【現地レポート】 存在感を示したキャプテン・木村沙織選手 FIVBワールドグランプリ2015

2015.07.19|国際大会

【現地レポート】 存在感を示したキャプテン・木村沙織選手 FIVBワールドグランプリ2015

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FIVBワールドグランプリ2015予選ラウンド(グループ1)第3週香港大会の最終日が7月18日(土)に香港で行われました。全日本女子チーム・火の鳥NIPPONはタイをストレートで破り、決勝ラウンド進出を決めました。さいたま大会からの連敗を3で止め、チームの雰囲気も良くなっています。キャプテンの木村沙織選手(東レアローズ)も3試合ぶりに先発に復帰し、さすがのプレーを見せていました。

木村選手はサーブで狙われましたが、決して大崩れしませんでした。チーム最多の24本のサーブを受け、Aパスの返球率は高い数字を残しました。攻撃面でも、長岡望悠選手と並ぶ15得点。相手コートをよく見て、硬軟つけた攻撃で相手を翻弄していました。

また、サイドに木村選手がいることで、ブロックも良くなりました。ブロック得点はタイの2倍の12点。ミドルブロッカーの大竹里歩選手は「(木村)沙織さんはブロックの指示もしてくれるし、基準もとりやすい」と話していました。そして何より、経験豊富な木村選手がコートにいると、チームの雰囲気が変わります。19歳の古賀紗理那選手は「すごく声をかけてくれて、安心してプレーできました」と木村選手の存在の大きさを感じていました。真鍋政義監督も「木村(沙織選手)が入るとチームが締まる」と抜群の存在感に目を細めていました。

予選ラウンド突破を争っていたセルビアが敗れ、日本は決勝ラウンドへの切符を手にしました。木村選手は「キャプテンとしてチームを引っ張っていけるようにしたい。言葉で伝えるのが下手ですけど、プレーで引っ張っていきたい」と頼もしく話していました。火の鳥NIPPONは、香港から空路で決戦の地、オマハ(アメリカ)に向かいます。強豪と戦う選手たちに、これからも熱いご声援をお願いします!

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