「リオデジャネイロオリンピックの出場権を獲る」全日本女子チーム・火の鳥NIPPONが記者会見 FIVBワールドカップ2015女子大会
8月22日(土)から日本全国各地で開催されるFIVBワールドカップ2015女子大会を前に、全日本女子チーム・火の鳥NIPPONが17日(月)、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターにて記者会見を行いました。
会見は、公益財団法人日本バレーボール協会の木村憲治会長、荒木田裕子強化事業本部本部長、そして眞鍋政義全日本女子チーム監督の挨拶でスタートしました。1年後に迫ったリオデジャネイロオリンピックの出場権が懸かる本大会を前に、眞鍋監督は「目標は(2位以内に入り)リオデジャネイロオリンピックの出場権を獲得する。スタッフ・選手が一致団結をして、目標を達成したい」と本大会に向けた決意を語りました。
記者会見には本大会の火の鳥NIPPONのエントリーメンバー20名中15名が出席。キャプテンの木村沙織選手は「悔いなくいい準備をして迎えたい。(自分にとって)4回目のワールドカップだが、これまで1度もワールドカップでオリンピックの切符を獲ったことがないので、ここで獲れるように強い心を持って戦いたい。今年のチームはチーム力が高い。チーム皆で1つになって、死に物狂いで戦う」と本大会への意気込みを語りました。
◆眞鍋政義全日本女子監督
「(今日出席した15名の選手の中で)ワールドカップの経験者は4名(木村沙織選手、山口舞選手、迫田さおり選手、座安琴希選手)しかいない。7月に行われたワールドグランプリ決勝ラウンドで緊張感がある中プレーできたことは、選手たちにとっていい経験となった。木村(沙織選手)はここ数年で今1番調子がいいと思う。ゲーム形式の練習でも数字を残している。4回目のワールドカップということで、若い選手に経験を話してくれている。セッターの古藤(千鶴選手)と宮下(遥選手)は、2人それぞれにいいところがあるので、調子のいい方から相手の戦術を踏まえて使い分けたい」
◆キャプテン・木村沙織選手
「ワールドカップの11試合、何が起こるか分からないが、まずは開幕戦(アルゼンチン戦)でいいスタートを切るということを皆で考えている。どのチームにも勝たないとオリンピックの切符を獲れない。絶対にここで切符を獲る」
◆古藤千鶴選手
「速いコンビネーションバレーは、速い分リスクもある。(これまでは)トスの精度が悪くなることが多かった。スパイカー陣は(相手ブロックが)2枚来ようが打ち切れる選手たちなので、その選手たちが(攻撃の)選択肢が多くなるトスを心がけている。国際大会のコートに立ちたいという思いがあったので、気持ちを込めて一生懸命やる。オリンピックでメダルを獲るというこが今の自分の目標」
◆島村春世選手
「国内大会と国際大会は違うということを、ワールドグランプリで負けられない試合が続く中経験した。自分のよさは攻撃の幅。セッターとコンビネーションを詰めてやってきている。サーブは自分の中で相手を崩すいいイメージを持っているので、そのイメージに近づけることを意識して打っている。(本年度は追加招集での合流だが)呼ばれた時には、もうこのチームの一員だと思って入った。チームの中で不可欠な存在になるためには、コミュニケーションが大事」
◆古賀紗理那選手
「ワールドカップは連戦なので、チーム全員でやらないと勝ち抜けない。チーム一丸となって戦う。自分がどれだけできるか楽しみだし、元気よく楽しくやりたい。(周りの期待については)気負わずにやろうという思いが自分の中にあるので、緊張はしていない」
FIVBワールドカップ2015女子大会の競技日程、チケット情報は下記リンクよりご覧ください。また、火の鳥NIPPONの各試合はフジテレビ系列で放送予定です。ぜひ火の鳥NIPPONの活躍にご注目ください!