国際大会

火の鳥NIPPON、フルセットの末にドミニカ共和国に勝利 FIVBワールドカップ2015

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「FIVBワールドカップFIVB女子大会」が8月27日(木)、国立代々木競技場第一体育館(東京都渋谷区)、松本市総合体育館(長野県松本市)で大会5日目を行いました。東京大会最終日となったこの日、全日本女子チーム・火の鳥NIPPONはドミニカ共和国と対戦し、フルセット(25-18、20-25、30-32、25-15、15-13)の末に勝利しました!

第1セット、立ち上がりは混戦となり2-4とリードを奪われますが、大竹里歩選手(デンソーエアリービーズ)のクイックを契機に連続得点を奪うと、11-5と逆転に成功し中盤へ。プリシージャ・リベラ選手らにスパイクを決められながらもリードを保つと、終盤には木村沙織選手(東レアローズ)のサービスエースも飛び出し、25-18で第1セットを先取します。第2セット、立て続けに連続得点を許し3-8とリードを奪われると、途中出場の石井優希選手や長岡望悠選手(ともに久光製薬スプリングス)らの得点で追い上げますが、20-25で第2セットを落とします。第3セット、立ち上がりは両チームが連続得点を決めて拮抗した展開となりますが、石井選手の豪快なアタック、長岡選手の連続得点で8-5とドミニカ共和国を引き離しにかかります。しかし、16-14と日本リードの場面で続けざまにドミニカ共和国に連続得点を許し、17-21と逆転されます。その後、怒涛の追い上げを見せデュースに持ち込んだ日本ですが、パワフルなサービスエースを決められて、30-32でドミニカ共和国に振り切られます。後がない第4セット、序盤に7-2とリードすると、内瀬戸真実選手(日立リヴァーレ)を中心に得点を重ね、徐々にドミニカ共和国を引き離します。終盤、連続得点で一気に点差を広げると、25-14でデュースに持ち込みます。最終第5セット、コートチェンジを挟んで3連続得点を奪い9-6とすると、終盤ドミニカ共和国に4連続得点を許しながらも、15-13で第5セットを取りました。

◆眞鍋政義監督

久しぶりに長時間の試合で疲れたが、最終的に勝てて良かった。スタッフを含め14人が集中してよく戦ってくれた。途中から入れた内瀬戸(真実選手)はサーブレシーブが安定していたし、スパイクも素晴らしかった。仙台ではディフェンスをしっかりと固めたい。

◆キャプテン・木村沙織選手

個人的にはすごく反省が残る試合だったが、チーム力がしっかり出ていた。5戦を通して、みんながコートをフルに使って活躍してくれたことが大きい。課題はチャンスボールを確実に点数に結び付けること。仙台ではもっと強いチームと当たるが、今日のように全員バレーでいく。

◆石井優希選手

ドミニカ共和国は高さもパワーもあるチームだが、今日はディフェンスも素晴らしかった。フルセットになりながら私たちもよく拾って、最後まで粘って蘇った。仙台の試合につなげていきたい。

◆古賀紗理那選手

勝てて本当に良かった。交代でコートの外に出た時は、まず落ち着こうという気持ちだった。(木村)沙織さんや(石井)優希さんが打っているのを見て相手のフォーメーションなどを考え、出番の時はブロックアウトやコーナーを狙うことにつなげた。

マルコス・クビエク ドミニカ共和国監督

ミスが多かったが、今までで一番いい試合だった。今日は沢山のことを日本から学んだ。レシーブが良かったと周りは言うが、われわれはスパイクが強みのチームだ。とにかくミスをなくし、残りの試合を戦っていく。

◆8月27日(木)の試合結果

【Aサイト】

ロシア×キューバ 3-0(25-19、25-13、25-18)

ケニア×アルゼンチン 0-3(12-25、17-25、20-25)

日本×ドミニカ共和国 3-2(25-18、20-25、30-32、25-15、15-13)

【Bサイト】

アルジェリア×アメリカ 0-3(7-25、2-25、5-25)

ペルー×中国 0-3(11-25、18-25、17-25)

韓国×セルビア 0-3(16-25、19-25、16-25)

本大会は、出場12チームによる、1回戦総当り戦で行われます。

第1ラウンドの戦いを終えた火の鳥NIPPONは、その舞台を第2ラウンド仙台大会に移します。次戦は30日(日)19:00より、ペルーと本大会6試合目を戦います。ぜひ会場で、またテレビの前で、火の鳥NIPPONに熱いご声援をよろしくお願いします!

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