国際大会

中国とセルビアがリオデジャネイロオリンピックの出場権獲得、火の鳥NIPPONは5位で女子大会閉幕 FIVBワールドカップ2015

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「FIVBワールドカップFIVB女子大会」は9月6日(日)、日本ガイシホール(愛知県名古屋市)とパークアリーナ小牧(愛知県小牧市)で大会最終日の各3試合を行いました。全日本女子チーム・火の鳥NIPPONは、FIVB世界ランキング3位(2015年8月28日現在)の中国と対戦。セットカウント1-3(17-25、25-22、21-25、22-25)で中国に敗れ、日本は本大会を5位で終えました。

日本は木村沙織選手、古賀紗理那選手、大竹里歩選手、島村春世選手、長岡望悠選手、セッターに宮下遥選手、リベロに佐藤澪選手というスタメンで臨みました。第1セット、宮下選手のサービスエースで日本が先制しますが、連続得点を奪えない展開となります。終盤には一時4点差まで詰め寄るものの、このセットを失います。第2セットは終盤まで競った展開になりますが、ピンチサーバーで入った鍋谷友理枝選手の好サーブをきっかけに6連続得点を奪い逆転、そのまま第2セットを日本が奪い返します。

しかし第3セット以降、一進一退の攻防は見せるものの次第に中国に流れが傾き、迫田さおり選手を起用するなど流れを変えようと試みますが、一度勢いに乗った中国を止めることは出来ず、第4セットで勝敗が決しました。

◆眞鍋政義監督

今日は最終試合ということで、試合前のミーティングでも「勝って終わろう」と言っていたのだが、最終的に勝ち切れなかったのは力不足だったと思っている。

◆キャプテン・木村沙織選手

今日は最後勝って終わりたかったのだが、そう出来なかった。今まで皆でやってきたことはしっかり最後まで貫き通せたので、そこは良かったと思う。

◆古賀紗理那選手

今日で終わってしまったが、最後勝って終わりたかった。それが叶わず残念。ただ、本当にこのメンバーで出来てよかった。

◆宮下遥選手

勝てなくて悔しい思いもあるが、この負けは来年のオリンピック最終予選にも繋がると思うので、来年に向けてしっかり準備をして臨みたい。

◆郎平(ロウ,ヘイ) 中国監督

選手たち、コーチも団結して皆で勝ち取った勝利。「感謝」という言葉に尽きる。バレーボールはチームワークのスポーツなので、皆が助け合った結果。日本チームにも頑張っていただいて、ぜひ一緒にオリンピックの舞台で戦いたい。

◆9月6日(日)の試合結果

【Aサイト】

ロシア×アルジェリア 3-0(25-5、25-6、25-8)

ドミニカ共和国×アメリカ 0-3(10-25、19-25、17-25)

日本×中国 1-3(17-25、25-22、21-25、22-25)

【Bサイト】

ケニア×ペルー 3-2(23-25、29-27、25-27、25-23、15-13)

アルゼンチン×セルビア 2-3(16-25、19-25、25-20、25-23、4-15)

キューバ×韓国 3-2(25-22、18-25、16-25、30-28、15-13)

本大会は、出場12チームによる、1回戦総当り戦で行われます。

8月22日(土)に開幕した本大会も、本日の試合をもって女子大会は全日程を終え、中国とセルビアが今大会でのリオデジャネイロオリンピック出場権獲得となりました。

9月8日(火)からは、FIVBワールドカップ2015 男子大会が開幕します。女子の勢いを受け継ぎ、全日本男子チーム・龍神NIPPONにも熱いご声援をよろしくお願いします!

○FIVBワールドカップ2015 女子大会 順位表(全日程終了)

1位:中国(10勝1敗、勝点30)

2位:セルビア(10勝1敗、勝点26)

3位:アメリカ(9勝2敗、勝点28)

4位:ロシア(9勝2敗、勝点27)

5位:日本(7勝4敗)

6位:韓国(5勝6敗、勝点16、セット率0.947)

7位:ドミニカ共和国(5勝6敗、勝点16、セット率0.857)

8位:アルゼンチン(4勝7敗、勝点12)

9位:キューバ(4勝7敗、勝点11)

10位:ケニア(2勝9敗)

11位:ペルー(1勝10敗)

12位:アルジェリア(0勝11敗)

○FIVBワールドカップ2015 女子大会 個人賞

・ファーストベストアウトサイドスパイカー賞:

ブランキツァ・ミハイロビッチ選手(セルビア)

・セカンドベストアウトサイドスパイカー賞:

タチアナ・コシェレワ選手(ロシア)

・ファーストベストミドルブロッカー賞:

ダイマラ・レスカイ選手(キューバ)

・セカンドベストミドルブロッカー賞:

テトリ・ディクソン選手(アメリカ)

・ベストリベロ:

ブレンダ・カスティージョ選手(ドミニカ共和国)

・ベストセッター:

ニベルカ・マルテ選手(ドミニカ共和国)

・ベストオポジットスパイカー:

ナタリア・オブジョチャエワ選手(ロシア)

・MVP:

朱婷(シュ,テイ)選手(中国)

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