準決勝、決勝戦を前に男女4強が意気込み 天皇杯・皇后杯
バレーボールの日本一決定戦、「平成27年度 天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会」の第2週開催を翌日に控えた12月25日(金)、準決勝と決勝戦の舞台となる大田区総合体育館(東京都大田区)に男女ベスト4のチームが集結し、記者会見を行いました。
記者会見には男子はJTサンダーズ、堺ブレイザーズ、豊田合成トレフェルサ、東レアローズ、女子はNECレッドロケッツ、日立リヴァーレ、東レアローズ、久光製薬スプリングスから監督と選手が出席。それぞれに日本一に懸ける思いを語りました。
◆監督・選手コメント
JTサンダーズ
ヴェセリン・ヴコヴィッチ監督
(準決勝の相手は)最近調子がいい堺ブレイザーズ。難しい試合になるがファンの皆さんにとってはエキサイティングな試合になるだろう。堺ブレイザーズはチーム力が上がっているし最近の対戦では我々が負けている。技術的にもいい試合をして勝たないといけないと思っているが、日曜日(の決勝戦)まで残る自信がある。
堺ブレイザーズ
印東玄弥監督
新日鐵時代を含めて、25年間天皇杯の優勝から遠ざかっている。今年は堺ブレイザーズとなり15周年でもあるので、歴史を刻めるよう明日からの試合に臨みたい。堺ブレイザーズはサーブとブロックを強みに攻め、さらに貪欲に守るバレーをする。それぞれの選手のキャラクターを1つにまとめるのではなく、同じ方向に向かわせるようにしている。JTサンダーズに(V・プレミアリーグでの)前回の試合では勝つことができたが、常に挑戦者の気持ちで臨みたい。
豊田合成トレフェルサ
アンディッシュ・クリスティアンソン監督
しっかりと準備してきたことを試合で実行できるようにしたい。(天皇杯は)V・プレミアリーグから1名も欠けることなく同じメンバーで臨んでいるので、みんなが頑張ってくれれば結果はつくと思う。東レアローズ戦でやるべきことは理解している。1本目のサーブはポジション1を狙う。
東レアローズ
小林敦監督
昨シーズンは皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけした。優勝してみなさんを安心させたいと思う。東レの「気迫・粘り・精度」に注目してほしい。豊田合成トレフェルサのここまでの戦い方を見て、強いチームだなという印象。しかし、トーナメント戦は一発勝負。実力では相手が優れているが、チャレンジャーの気持ちで挑んで勝ちにいきたい。
NECレッドロケッツ
山田晃豊監督
本大会が現行方式の大会となってまだタイトルを獲っていないので、初タイトルに向けて全力で挑戦したい。メンバー全員が互いを補い合っていけている。日立リヴァーレは守備が粘り強くさらに攻撃力もある。そんな相手にもベストを尽くしたい。
日立リヴァーレ
松田明彦監督
昨年に引き続きベスト4に入れて嬉しいが、リーグ戦の疲れもある。トーナメント戦は負けたら終わり。元気よくお客さんを引き込める試合をしたい。(NECレッドロケッツには)リーグ戦ではこれまで3試合を戦い1試合しか勝利できていない。レシーブ力があって攻撃力も高い相手だが、我々もレシーブと繋ぎは引けを取らないと自負している。選手がそれぞれの仕事をできればいい展開に持ち込み勝つことができると思う。
東レアローズ
福田康弘監督
優勝するためにここにきた。明日は粘りのあるバレーを見せたい。(本大会の)準々決勝からサーブで相手を崩せている。久光製薬スプリングスにはここ数年(皇后杯で)勝てていないが、サーブを打ちきって優位な展開を作っていきたい。
久光製薬スプリングス
中田久美監督
今年最後の大会をいい形で今年を終れるようにチーム一丸となって戦う。リーグ戦と並行して戦うのでチームの中に波があることもある。私はその波を止めることができたらと思っている。選手たちはここまでいい雰囲気で来ている。東レアローズと対戦するのは正直嫌だけど、これまで積み上げてきたことをいかに発揮できるかにかかっているし、我々はいつも通りやる。
従来の5日間連続開催とは異なり、1回戦から準々決勝までを第1週(18日[金]~20日[日]/東京体育館)、準決勝と決勝戦を第2週(26日[土]、27日[日]/大田区総合体育館)と2週に分けて行う本年度の天皇杯・皇后杯。約1週間の調整を経て、各チームがどのような戦いを見せるのか注目です。
なお、準決勝、決勝戦のチケットはローソンチケットほか各種プレイガイドにて好評発売中です。すでに売り切れの券種もございますので、会場での観戦をご検討中の方はお早目にチケットをご購入ください!
◆競技日程
○準決勝
11:00 NECレッドロケッツ×日立リヴァーレ
13:00 東レアローズ×久光製薬スプリングス
15:00 JTサンダーズ×堺ブレイザーズ
17:00 豊田合成トレフェルサ×東レアローズ
○決勝戦
12:30 女子決勝戦
15:00 男子決勝戦