会長メッセージ2016
あけましておめでとうございます。
謹んで新年のごあいさつを申し上げますとともに、本年も皆様にとって素晴らしい年になることを心よりお祈り申し上げます。
昨年に開催された「FIVBワールドカップ2015」では、全日本女子チーム・火の鳥NIPPON、全日本男子チーム・龍神NIPPONが世界の強豪国と熱戦を繰り広げ、善戦奮闘いたしましたが、本大会上位2カ国に与えられる「第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ)バレーボール競技」の出場権を獲得することはできませんでした。その悔しさを糧に、本年は5月から6月にかけて行われる「2016リオデジャネイロオリンピック バレーボール世界最終予選兼アジア大陸予選大会」で出場権を獲得し、8月に開催されるリオデジャネイロオリンピックで皆様に感動を与えられるようなプレーをお見せできるよう、全力で強化をして参ります。
ビーチバレーボール男女日本代表チームは、昨年、日本で初めての開催となったグランドスラム(FIVBビーチバレーボールワールドツアー資生堂グランドスラム2015横浜大会)に出場いたしました。世界トップクラスの選手たちと対戦したことを経験値に代え、今年の各国際大会の結果で与えられるポイントによるオリンピックランキングでのオリンピック出場権獲得、また「AVCコンチネンタルカップ リオデジャネイロオリンピック アジア大陸予選」でのオリンピック出場権の獲得を目指して参ります。
一方、「競技スポーツ」として結果を残すことはもちろんですが、「生涯スポーツ」としてのバレーボールの普及にも努めて参ります。昨年に引き続き、バレーボールがもつ特性である“つなぐ”をキーワードに、『JVAはバレーボールの“つなぐ力”を世界に育みます』を本会のミッションとして、バレーボールを通じて「自分のからだとこころの“つながり”」「自分とひとの“つながり”」「ひととひととの“つながり”」を大切にするひとを育むよう、「ゴールドプラン」をはじめとするバレーボール教室などの見直しなど、各種事業を執り行って参ります。
また本年も、各加盟団体と手を取り合い、バレーボールの「天皇杯・皇后杯 全日本選手権大会」、ビーチバレーボールの「JVAビーチバレーボールシリーズA」をはじめとする各国内大会を、ファンの目線になり楽しんで頂けるイベントとし、そして選手およびチーム関係者の皆様が満足できる大会となるよう、前進して参ります。
本年も皆様の温かいご支援を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
2016年元旦
公益財団法人日本バレーボール協会
会長 木村 憲治