女子日本大会前日監督記者会見を開催 2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会
2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会の開幕を翌日に控えた5月13日(金)、都内のホテルに出場8チームの監督が一堂に会して記者会見が行われました。
会見には、眞鍋政義全日本女子チーム監督をはじめ、韓国、イタリア、タイ、ドミニカ共和国、カザフスタン、オランダ、ペルーの各監督が出席。間もなくスタートする本大会への意気込みを語りました。
◆イ,ジョンチョル 韓国監督
このような貴重な機会に韓国の女子チームが参加できることを光栄に思っている。韓国のバレーの歴史が始まって100年になる。記念すべき年に必ずオリンピックの切符を取れるように最善を尽くして準備してきた。8カ国すべての国が目標は同じだと思うが、私たちもよりよい試合をお見せできるように最善を尽くしたい。
◆マルコ・ボニッタ イタリア監督
イタリアにとっては、今回もオリンピック出場が決まれば5年連続という素晴らしい結果になる。うまくいくことを願っているが、厳しい試合がたくさん待っていると思うし、どのチームも実力があるので、非常に厳しい大会になると思う。
◆マルコス・クビエク ドミニカ共和国監督
ドミニカ共和国はサプライズのチームと言われており、2015年のワールドカップでも出場したことがサプライズと言われていた。しかし今の位置にくるまでに相当の努力をしてきたし、必ずしもサプライズとは思っていない。ただ、今回の大会で、前回ロンドンオリンピック同様にリオのオリンピックに導くというのは決して簡単なことではないと思うが、ベストを尽くしたい。
◆ビアチェスラフ・シャプラン カザフスタン監督
今大会は私たちにとっても大きなイベント。残念ながら、私たちは2008年の北京オリンピック後にオリンピックには出場していないので、今大会に出場する選手の中に、その頃から残っている選手はいない。私たちのチームは今、新しいチームになっているので全てのチームにチャンスがあると思っている。私たちもその権利を得るために全力で戦いたい。
◆ジョバンニ・グイデッティ オランダ監督
オランダは(FIVB世界)ランキングが高いわけではないし、成長の過程にあるチームだと思っている。どのチームも同じようなレベルにあって、どのチームにもチャンスがあると思う。
◆マウロ・マラシウロ ペルー監督
ペルーはここ数年低迷していることに対して非常に懸念している。それに対する対応もしてきたし、再びペルーがバレーボール界の表舞台で脚光を浴びれるように、という意味ではこの大会は非常に強豪が集まる重要な大会なので、またとない機会になる。
◆眞鍋政義 全日本女子監督
いよいよ明日からオリンピック最終予選が始まる。我々は約2ヶ月間、合宿を経て今日に至った。今のところは怪我人もなく順調にきている。この7試合非常に厳しい戦いが続くと思うが、ぜひオリンピックの出場権を獲得したい。メンバーは調子がいい14名を選考した。各試合調子がいい7人の選手をコートに送り出す。サーブレシーブ、ディフェンス面を考え、レシーバーとして昨年リベロとして活躍した座安(琴希選手)を入れた。中国遠征以降、チームのディフェンスはよくなったという手応えがある。
また、記者会見に先立ち、東京体育館のマッチコートでは、火の鳥NIPPONが公式練習を公開しました。練習後キャプテンの木村沙織選手(東レアローズ)は、「いよいよ明日から開幕ということでいい緊張感。あとはやるだけなので強い気持ちを持って今までやってきたことを全て出し切れるように頑張りたい。(初戦となる)ペルー戦では自分たちの攻撃の形で試合展開にしたい。苦しい試合が続くと思うが、どこにも負けないという強い気持ちを持って戦いたい」と明日から試合に向けて意気込みを語りました。
火の鳥NIPPONは、14日(土)の初戦でペルーと対戦したのち、15日(日)にカザフスタン、17日(火)に韓国、18日(水)にタイ、そして20日(金)にドミニカ共和国、21日(土)にイタリア、22日(日)にオランダと対戦します。各試合は19:00開始です。なお、火の鳥NIPPONの全試合は、フジテレビ系列とTBS系列(地上波)で毎試合ごと生放送と、CS(フジテレビONE)でディレイ放送されます!