カザフスタンをストレートで下し開幕2連勝! 2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会
リオデジャネイロオリンピックの出場権を懸けた戦い「2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会」が5月15日(日)、東京体育館(東京都渋谷区)で大会2日目を迎えました。全日本女子チーム・火の鳥NIPPONはカザフスタンと対戦し、ストレート(25-14、25-15、25-11)で勝利。開幕2連勝を飾りました。
昨日14日(土)のペルー戦と同じ布陣でカザフスタンに挑む火の鳥NIPPON。第1セット、島村春世選手(NECレッドロケッツ)、荒木絵里香選手(上尾メディックス)ら、ミドルブロッカー陣の得点で5-2と幸先良いスタートを切ると、長岡望悠選手(久光製薬スプリングス)のサーブ時に4連続得点を奪い11-6とカザフスタンを引き離します。終盤には木村沙織選手(東レアローズ)、島村選手のサービスエースが決まり、25-14で第1セットを先取します。第2セット、互いに連続得点を取り合い11-10で中盤に突入すると、長岡選手のスパイクや宮下遥選手(岡山シーガルズ)のダイレクトスパイクなどで一挙5連続得点。16-10とカザフスタンを大きく引き離します。終盤は途中出場の石井優希選手(久光製薬スプリングス)、迫田さおり選手(東レアローズ)らが次々と得点し25-15で第2セットを連取します。第3セット、古賀紗理那選手(NECレッドロケッツ)のサーブでカザフスタンのサーブレシーブを崩すと、佐藤あり紗選手(日立リヴァーレ)を中心とする守備から石井選手の3連続得点を含む7連続得点で8-1。そのままリードを保つと、終盤には迫田選手のフェイントを皮切りに7連続得点を挙げ、25-11でカザフスタンを振り切りました。
◆眞鍋政義監督
昨日から選手がとても集中しており、今日の試合についてはサーブが特によかった。厳しい試合が続くので、全選手を起用することができてよかった。緊張感があるなかで選手たちは頑張ってくれている。明後日17日(火)からの韓国戦からより一層最大集中で臨みたい。
◆キャプテン・木村沙織選手
絶対に負けられないアジア勢との戦いだった。この試合で全員が出られたことは収穫。日の丸のユニフォームを着られていない選手も含め、全員で戦っている。(明後日以降の5戦も)一致団結して戦いたい。(明後日の)韓国戦は大事な試合。いい準備をして試合を迎えたい。
◆古賀紗理那選手
昨日はあまり決められなかったが今日は気持ちを切り替えて臨んだ。(出来としては)もう少し頑張りたい。(昨日、今日と来場している)両親の応援が力になった。これから先も負けられない試合が続くので頑張りたい。
◆島村春世選手
昨日の初戦で、個人的には納得がいかず悔しい部分があったので、その借りを返す気持ちで臨んだ。今日は、チームが欲しい時の1点、波に乗っている時の1点を自分が取るんだという気持ちで貢献できたことは収穫だった。負けられない試合が続くが、自分のいいところを出して勝ちにいく。
◆ビアチェスラフ・シャプラン カザフスタン監督
日本はテクニックの高い素晴らしいチームだ。われわれはミスが多く、特にディフェンスが全くうまくいかなかった。準備してきたことが全くできず、力の20パーセントも出せなかった。経験の少ない若いチームで、攻守に優れた日本と初めて戦った選手が多く、いい経験をした。
◆5月15日(日)の試合結果
イタリア×タイ 3-1(17-25、25-16、25-17、25-16)
ペルー×ドミニカ共和国 3-0(25-22、25-16、26-24)
オランダ×韓国 0-3(27-29、23-25、21-25)
日本×ペルー 3-0(25-14、25-15、25-11)
本大会は、出場8チームによる、1回戦総当り戦で行われます。
○2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会 順位表(5月15日[日]終了時点)
1位:日本(2勝、勝点6、セット率=MAX)
2位:イタリア(2勝、勝点6、セット率=3.000)
3位:韓国(1勝1敗、勝点3、セット率=1.333)
4位:タイ(1勝1敗、勝点3、セット率=1.000、得点率=0.977)
5位:ペルー(1勝1敗、勝点3、セット率=1.000、得点率=0.897)
6位:オランダ(1勝1敗、勝点3、セット率=0.750)
7位:ドミニカ共和国(2敗、勝点0、セット率=0.166、得点率=0.842)
8位:カザフスタン(2敗、勝点0、セット率=0.166、得点率=0.578)
明日は休息日となり、火の鳥NIPPONは明後日17日(火)、本日オランダを敗って勢いに乗る韓国と本大会3戦目を戦います。ぜひ火の鳥NIPPONに会場やテレビの前から熱いご声援をお願いします!