女子に続け!全日本男子チーム・龍神NIPPONが記者会見 2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会
5月28日(土)から6月5日(日)まで東京体育館(東京体育館)で開催される「2016リオデジャネイロオリンピックバレーボール世界最終予選兼アジア大陸予選大会男子日本大会」を前に、全日本男子チーム・龍神NIPPONが23日(月)、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)にて記者会見と公開練習を行いました。
会見は、公益財団法人日本バレーボール協会の木村憲治会長、小田勝美男子強化委員長、南部正司全日本男子チーム監督の挨拶から始まりました。冒頭で木村会長が「昨日女子大会が終了し、今週末から男子大会が始まる。世界最終予選は『背が高い』・『パワフル』・『うまい』などといった技術的なことだけではなく、勝ちたいという執念が大切でメンタル面も左右する。男子大会では女子大会以上のドラマが生まれると思うが、その中心には南部監督以下、選手たちが頑張ってくれると思う」と挨拶しました。
南部監督は「私が監督に就任して2年経った。様々な大会に出場し経験を重ねてきたが、世界最終予選でオリンピックの出場権を獲得することが最大の目標。強豪国が多いが、自分たちの持ち味が出せるように準備し、全員の力を結集して切符を獲りにいきたい」と、大会に向けた決意を語りました。
記者会見には龍神NIPPONのエントリーメンバー20名中15名が登壇しました。キャプテンの清水邦広選手は「みんなで力を合わせれば必ずいい結果が生まれると思う」と、本大会への意気込みを語りました。また、深津英臣選手も「思い切ったプレーをするために残り少ない時間で最終調整をしていきたい」とコメントしました。
◆南部正司全日本男子監督
「アメリカ遠征時や現在行っている直前合宿で(FIVB世界ランキング)上位国と対戦する際、高さに対しての苦手意識などが出てしまうが、そういう部分が出なければ対等に戦える。スタートから自信をもってやってもらいたい」
◆キャプテン・清水邦広選手
「プレッシャーのかかる大会だが、全員の力で、またオリンピックへの通過点として自信を持って戦いたい。女子(大会)の試合から、『最後まであきらめない気持ち』を学んだ。前回(2012ロンドンオリンピック世界最終予選)からあっという間で辛い時期もあったがこの場にいれることに感謝し、支えてくれた方々にしっかり恩返しして結果が残せるように頑張りたい。自分としては試合でたくさん得点を取りチームの助けになればと思う」
◆深津英臣選手
「女子大会を見ていて、(男子大会も)難しい大会になるだろうとつくづく思う。現在はチームとして集中もできているので自信を持ってやっていくだけ。まだ修正箇所はあるので、コミュニケーションを取りながらもう少し頑張りたい」
◆石川祐希選手
「コンディションは悪くない。大会にむけてモチベーションも上がっているので、(開幕に向けて)より高めていきたい。(昨年の)ワールドカップは試合に出られるかどうかという問題があったが、今は安定したプレーをしようと思えている。また今年行った海外遠征で互角に戦えたことが自信につながった」
また龍神NIPPONは、ひとあし早くリオデジャネイロオリンピックの出場を決めた全日本女子チーム・火の鳥NIPPONと同じく、4月に発生した熊本県熊本地方を震源とする地震で犠牲になられた方々や被災した方々を想い「こころはひとつ」という言葉を胸に刻み本大会に臨みます。
龍神NIPPONの全試合は、TBS系列とフジテレビ系列にて全試合生中継されます。会場で、そしてテレビの前で、龍神NIPPONへの熱い熱いご声援をお願いいたします。