男子日本大会前日監督記者会見を開催 2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会
2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会の開幕を翌日に控えた5月27日(金)、都内のホテルに出場8チームの監督が一堂に会して記者会見が行われました。
会見には、南部正司全日本男子チーム監督をはじめ、イラン、オーストラリア、中国、フランス、ポーランド、カナダ、ベネズエラの各監督が出席。間もなくスタートする本大会への意気込みを語りました。
◆ラウル・ロサノ イラン監督
最善を尽くしたい。いい準備をしてリオへの切符を勝ち取りたい。本大会では(2015年の)ワールドリーグ優勝のフランス、(2014年の)世界選手権優勝のポーランドがライバル。いずれにしても一丸となって戦いたい。
◆ロベルト・サンティーリ オーストラリア監督
8チームの監督ともみな同じ考えで、今大会の目標はオリンピックの切符を獲ること。どんな準備状況であってもすべてのチームが同じゴールに向かって戦う。我々も最高のパフォーマンスができるように戦いたい。
◆謝 国臣 中国監督
十分な準備をしてきた。チームも充実した状態にある。オリンピックの出場権が掛かる大会でどのチームにとってもどの選手にとっても重要な大会である。すべてのチームが強敵であるが、フランス、ポーランドは個人的能力が優れているし国際大会で成績を収めている。自分たちも全力を出し切って五輪出場権を獲得したい。
◆ロラン・ティリ フランス監督
オリンピック出場のチャンスがあるこの大会に出場することができて嬉しい。(各選手とも所属)クラブチームのシーズンが長かったので選手に疲労はあるが、事前合宿も行うことができてチームは非常にいい状況。
◆ステファン・アンティガ ポーランド監督
我々のチーム状態はよく、選手の健康状態もよい。1番のライバルは(昨年の)ワールドリーグチャンピオンのフランスだと考えているが、すべてのチームに敬意を持って戦う。オリンピックを目指して戦うので(全チーム)が非常に高い集中力をもって臨む大会になる。我々も高いレベルを維持して戦っていきたい。
◆グレン・ホーグ カナダ監督
リオ行きのチケットを獲ることが目標。それぞれのチームに才能ある選手が集まっているので、ハイレベルな大会になる。近年の実績を見てもフランスとポーランドはずば抜けている。そしてオーストラリア、ベネズエラ、日本も要注意。日本はここ最近レベルを上げてきているという印象。
◆ビンチェンツォ・ナッチ ベネズエラ監督
今大会では強いチームから多くを学び、経験を積ませたい。ポーランド、フランス、オーストラリア、そして日本が強敵であると考えている。日本はテクニックがあり、フィジカルがあるチームという印象。我々が上位進出をすることは難しいと思うが精一杯頑張りたい。
◆南部正司 全日本男子監督
各チーム目標は一緒。我々はリオデジャネイロオリンピックの切符を勝ち取ることを目標に戦う。チーム状況は良好なのでいい状態で臨めればと思う。対戦国としては、フランス、ポーランドのレベルが抜けているが、他チームもハイレベルなのでメンタルで負けないように臨みたい。2012年のロンドンオリンピック世界最終予選は、Vリーグチームの監督としてサポートする立場にあったので、勝ち切ることの難しさを知っている。何試合勝ちたいということではなく、1戦1戦勝利することがオリンピックの切符獲得の近道だと考えている。今の若手選手らが2020年の東京オリンピックでは主力選手として臨むことになると思うので、このリオデジャネイロオリンピックは何としても出場したい。
また、記者会見に先立ち、東京体育館のマッチコートでは、龍神NIPPONが公式練習を公開しました。練習後キャプテンの清水邦広選手(パナソニックパンサーズ)は、「初戦緊張やプレッシャーがあると思うが、初戦を勝ちきれるように気持ちを作っていき、全身全霊込めてすべてコートに置いてこれるように戦っていきたい。チームには言葉というよりは自分自身しっかりコートに立って、苦しい場面で得点して貢献したい。昨年のワールドカップでべネスエラに勝ったことは忘れて、もう1度格上の相手と戦うんだという気持ちを忘れずに、また初戦が肝心だと思うので、自分たちのバレーができるようにやっていきたい」と明日からの試合に向けて意気込みを語りました。
龍神NIPPONは28日(土)、ベネズエラと本大会の初戦を戦います。以降、29日(日)に中国、31日(火)にポーランド、6月1日(水)にイラン、2日(木)にオーストラリア、4日(土)にカナダ、5日(日)にフランスと対戦します。なお、日本戦は全試合19:00開始でTBS系列とフジテレビ系列(地上波)にて毎試合生放送と、CS(フジテレビONE)でのディレイ放送が行われます。