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【現地レポート】リオデジャネイロオリンピック メンバー入りへアピール続く

2016.06.12|国際大会

【現地レポート】リオデジャネイロオリンピック メンバー入りへアピール続く

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FIVBワールドグランプリ2016予選ラウンド(グループ1)第1週ブラジル大会は現地時間の6月10日(金)までに2試合を終えました。全日本女子チーム・火の鳥NIPPONは初戦のセルビア戦にストレート勝ちし、続くオリンピック2連覇中のブラジルにはストレートで敗れ、1勝1敗となりました。

8月に開幕するリオデジャネイロオリンピック前、最後の国際大会で奮闘しているのが、オリンピック出場権を獲得した「2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会」(以下、世界最終予選)で14名のメンバーから外れた大竹里歩選手(デンソーエアリービーズ)、江畑幸子選手(PFUブルーキャッツ)、そして内瀬戸真実選手(日立リヴァーレ)の3選手です。

眞鍋政義監督の「世界最終予選に出ていない選手を使う」という方針の下、3選手ともセルビア戦、ブラジル戦とも先発でコートに立ちました。セルビア戦では大竹里歩選手が何度もクイックを決め、ブラジル戦では内瀬戸真実選手がライト攻撃、江畑幸子選手がバックアタックとそれぞれが持ち味を発揮しました。

それでも3選手とも満足はしていません。大竹里歩選手が「ブロックも、サーブも、他のミドルブロッカーの選手よりアピールしないと勝てない」と話せば、内瀬戸真実選手は「サーブレシーブやディグ(スパイクレシーブ)を当たり前に返して、雰囲気を盛り上げたり、安心させられたりできるようにしたい」とプレー以外での献身を誓います。そして昨年、右アキレス腱の大けがを乗り越えた江畑幸子選手は「最後のチャンスだと思う。ここで自分のできることを出し切りたい」と強い覚悟を口にします。

ブラジル大会の登録メンバーから外れましたが、現在チームに帯同しているキャプテン・木村沙織選手(東レアローズ)は「監督からはアピールする場だと言われている。ワールドグランプリでは全ての選手に、ベストパフォーマンスを発揮するチャンスがある」とチーム力の底上げに期待しています。

火の鳥NIPPONは現地時間12日(日)13:30より、イタリアとブラジル大会最終戦を戦います。引き続き火の鳥NIPPONにご声援をお願いします!

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