エジプトにフルセットで敗戦、予選ラウンド通算成績を2勝3敗に FIVBワールドリーグ2016
男子バレーボールの国際大会「FIVBワールドリーグ2016」は世界各地で熱戦を展開中です。全日本男子チーム・龍神NIPPONが出場する予選ラウンド(グループ2)第2週エジプト大会は、現地時間6月24日(金)から26日(日)までカイロで開催されています。龍神NIPPONは現地時間25日(土)にエジプトと本大会5戦目を戦い、フルセット(22-25、25-23、25-21、21-25、9-15)で敗戦。本大会の通算成績を2勝3敗としました。
この試合の前のフィンランドとトルコの試合がフルセットとなったことが影響し、深夜0時開始となったこの試合。第1セットは出耒田敬選手(堺ブレイザーズ)のサービスエースから始まったものの、相手の高いブロックやオポジット(セッター対角に位置する攻撃専門のポジション)による攻撃で連続失点を喫し、22-25でセットを落とします。第2セット、前セット後半から出場した柳田将洋選手(サントリーサンバーズ)、途中からは小野寺太志選手(東海大学3年)、星野秀知選手(東レアローズ)らがコートに送り込まれ、攻守にわたってチームを盛り上げると、最後は柳田選手のスパイクで25-23とし、セットを取り返します。第3セットは25-21で日本が取りますが、続く第4セットを21-25でエジプトに奪われ、フルセットに持ち込まれます。第5セットは開始早々に星野選手のサービスエースで得点しますが、エジプトにサーブとブロックで攻め込まれると、ミスも続き9-15で落としました。
◆南部正司監督
「もう少しサーブで攻めて、いい状況を作る形に持ち込みたかった。ミドルブロッカーを中心とするエジプトの高さある攻撃にやられてしまった。明日はサーブで攻めて、自分たちの勝ちパターンに持っていきたい」
◆星野秀知選手
「こういうゲームで勝てていない。フルセットになった試合でも勝ちたい。やはりキューバ戦と同様、スパイクが全然よくなかった。日本とは圧倒的にブロックが違うので、これは自分で攻略していかなければ決まらない」
◆出耒田敬選手
「相手のミドルブロッカーを意識し過ぎた部分があった。ミドルブロッカーにやられるのはある程度は計算しなければならない部分だったが、もう少しオポジットの効果率を下げられるようなブロックのシステムが必要だったと思う」
◆小野寺太志選手
「とても緊張した。前衛も後衛も含めて試合に出させてもらったが、自分の中で納得がいくプレーがなかったし、実力不足、決定力不足を痛感した」
次戦は現地時間26日(日)21:00より、予選ラウンド第1週でも対戦したフィンランドと本大会6戦目を戦います。引き続き、龍神NIPPONへのご声援をよろしくお願いいたします!
◆国際バレーボール連盟(FIVB)によるライブストリーミングについて
予選ラウンド第2週エジプト大会での日本戦全3試合は、FIVB公式youtubeでライブストリーミングされる予定です。
※トルコ戦、エジプト戦を視聴できない原因について、FIVBに確認しております。
◆予選ラウンド(グループ2) 順位表
世界各地で開催されている試合が終了するごとに、順位表が更新されます。
最新の順位表は国際バレーボール連盟(FIVB)のウェブサイトでご確認ください。
写真提供:FIVB