トルコに敗れ2勝5敗、予選ラウンドでの敗退が決定 FIVBワールドリーグ2016
男子バレーボールの国際大会「FIVBワールドリーグ2016」は世界各地で熱戦を展開中です。全日本男子チーム・龍神NIPPONが出場する予選ラウンド(グループ2)第3週中国大会は、7月1日(金)から3日(日)まで宣城[シュアンチェン]で開催されています。龍神NIPPONは本日1日(金)にトルコと本大会7戦目を戦い、ストレート(21-25、20-25、22-25)で敗戦。本大会の通算成績を2勝5敗としました。
前週エジプト大会に続き、本大会2回目の対戦となったトルコ。日本はこの試合、セッターに関田誠大選手(パナソニックパンサーズ)、リベロに渡辺俊介選手(東レアローズ)、そしてオポジット(セッター対角に位置する攻撃専門のポジション)に高橋健太郎選手(筑波大学4年)、ウィングスパイカーに星野秀知選手(東レアローズ)をスターティングメンバーとして起用。エジプト大会からメンバーを大きく入れ替えました。
第1セット、最初はなかなか落ち着いた組み立てができず、ミスも出て苦しい展開に。その後は高橋選手の強打で追い上げ、清水邦広選手と深津英臣選手(ともにパナソニックパンサーズ)を2枚替えも効果を発揮しますが、21-25で第1セットを落とします。第2セット、中盤までは競り合ったものの、相手ブロックに捕まりリードを許すと、サーブで思うように攻められず、勢いに乗れないまま20-25でセットを失います。後がない第3セット、一進一退の攻防で終盤に突入すると、出耒田敬選手(堺ブレイザーズ)の活躍で連続得点を挙げ、星野選手もスパイクを決めますが、ミスから生まれた点差を詰め切れず22-25でトルコに逃げ切られました。
◆南部正司監督
「トルコの高さとパワー、攻撃力に対し守備ができなかったことが大きな敗因。ハイレベルなチームと対戦しても通用するように、しっかり対応することが必要。調整して明日の試合(スロバキア戦)に臨みたい。若い選手が必ず成長して活躍してくれると信じている」
◆キャプテン・清水邦広選手
「今日はサーブミスが非常に多かった。試合展開はよかったが、トルコの方がサーブで攻めてブレイク(連続得点)できていた。その差が敗因だった」
◆渡辺俊介選手
「せっかくもらったチャンスだったが、勝てずにとても悔しい。自分のことよりも、チームが勝てなかったことにいら立ちを感じる。日の丸を背負っているからには、自覚や責任、プライドを持ち、もっとガツガツやっていかなければいけないと強く思う」
なお、予選ラウンド7試合を終えて2勝5敗(勝点9)となった日本は、残り2試合で全て勝利してもカナダ(6勝0敗、勝点18)、トルコ(6勝1敗、勝点16)、オランダ(5勝2敗、勝点15)を上回ることができないため、この試合の敗戦をもってグループ2全体の4位以下が確定し、予選ラウンドでの敗退が決定しました。
次戦は現地時間7月2日(土)15:00より、スロバキアと本大会8戦目を戦います。残り2試合、最後まで龍神NIPPONへのご声援をよろしくお願いいたします!
◆予選ラウンド(グループ2) 順位表
世界各地で開催されている試合が終了するごとに、順位表が更新されます。
最新の順位表は国際バレーボール連盟(FIVB)のウェブサイトでご確認ください。
◆国際バレーボール連盟(FIVB)によるライブストリーミングについて
予選ラウンド第3週中国大会での日本戦全3試合は、FIVB公式youtubeでライブストリーミングされる予定です。映像配信状況によっては視聴できない場合がございますことを、予めご了承ください。
写真提供:FIVB