東京五輪王者のフランスに対し3-1で勝利 男子ネーションズリーグ
6月6日(火)に開幕した「バレーボールネーションズリーグ2023」は本日11日(日)予選ラウンド第1週の最終日を迎えました。男子日本代表チームは東京2020オリンピック王者であり、昨年のネーションズリーグ覇者でもあるフランスと対戦し、セットカウント3-1(25-27、25-22、25-21、25-20)で勝利しました。
昨年9月に「2022男子世界選手権」の決勝ラウンドで対戦した際はフルセットの末に惜しくも敗れたフランスが相手ということもあり、気合が入る日本。第1セットはフランスに先行される形となり、キャプテンの石川祐希選手や西田有志選手がサービスエースを決めるなど日本も何とか食らいつき、21-21まで追い上げます。その後デュースまで持ち込みますが、最後は相手の高いブロックに阻まれ25-27と、あと一歩のところでフランスにこのセットを先取されます。第2セットの序盤はなかなか均衡が崩れませんでしたが、髙橋健太郎選手のブロックや石川選手の見事なレシーブなどで日本がリード。終盤、一時はフランスに追いつかれますが、小野寺太志選手がブロックを決め、25-22で日本がこのセットを奪い返します。続く第3セットも一進一退の攻防が続きますが、終盤に日本が4連続得点し勢いに乗ります。キャプテンの石川祐希選手はサーブで相手を崩した後、そのまま自身でスパイクを決める多彩なプレーを見せ、最後は相手のサーブミスで日本がこのセットも連取しました。第4セットは宮浦健人選手と深津旭弘選手がスタートから登場。宮浦選手はトスやスパイク、また2連続サービスエースを奪うなど大車輪の活躍を見せ、15-11と日本が先行します。しかし、その後はフランスが追い上げて19-19と同点となったところで日本はタイムアウトを取得。最後は相手のサーブがコートを外れ、最後まで集中力を切らさなかった日本が25-20とこのセットも連取しました。宮浦選手はこの試合途中出場ながらも13得点を挙げ、2016年以来となるフランス戦の勝利に貢献しました。
開幕からの4戦を全勝し名古屋大会を終えた男子日本代表チームはこの後、オルレアン(フランス)に移動して6月20日(火)から始まる予選ラウンド第2週に臨みます。3戦目ではFIVB世界ランキング4位(試合終了時点。日本は7位)のブラジルと対戦が予定されているなど、厳しい戦いが続く男子日本代表チームに引き続き応援をお願いいたします。
<次戦>
6月20日(火)日本時間20:00 日本×カナダ
写真提供:FIVB