ファミリーマートカップ 第36回全日本バレーボール小学生大会の開会式を開催
「ファミリーマートカップ 第36回全日本バレーボール小学生大会」の開会式が8月9日(火)に東京体育館(東京都渋谷区)にて行われました。
「ありがとうをボールにのせて」をスローガンに掲げて行われる今大会。8月9日(火)から8月12日(金)まで4日間にわたり、メイン会場となる東京体育館をはじめ、町田市立総合体育館、所沢市民体育館、浦安市運動公園総合体育館、相模原市立総合体育館の5会場で熱戦が繰り広げられます。
開会式の『激励の言葉』では、シドニー・アテネ・北京パラリンピック代表選手、一般社団法人日本パラバレーボール協会副会長・竹田賢仁様より「バレーボールはひとつのボールをみんなでつなぐ素晴らしいスポーツだと思います。このひとつのボールには、会場にいらしている応援してくださる方、支えてくださる方の思いがつまっていると思います。今まで皆さんが積み上げてきた練習の成果を、ボールに思いを込めて、この大会で全力で気持ちを出し切ってもらいたいと思います。途中で諦めず、最後の最後まで一生懸命プレーすることで、ボールとチームの思いをしっかりとつなぎ、バレーボールを楽しんでください」と選手を激励しました。
また、『誓いの言葉』では、女子の部・熊本県代表・合志JVBCの主将・川田優里選手が、力強く選手宣誓を行いました。
◆選手宣誓全文
「私たち合志JVBCは、熊本県のチームです。私たちのチームは2月に行われた熊本県新人バレーボール大会で優勝し、今年は、全国大会で優勝することを大きな目標にしていました。しかし、皆さんも知っているように4月14日、16日に大きな地震がありました。私たちのチームのメンバーも被災し、大きな被害を受け、一時は避難生活をしていました。練習で使っている体育館も被害を受け、2年間は使えなくなりました。私は今後、どうなるのだろうと大変不安になりました。みんなが不安がっている時に、監督さんは周辺地域で使える体育館を探してくださいました。監督さんの頑張りを知り、私は嬉しくなりました。5月中旬には、学校も再開し、今ではいろいろな体育館で練習をしています。でも、部活動のチームの中には、学校の体育館が壊れたために外で練習しているチームもあります。日本小学生バレーボール連盟から、外用の支柱セットを手配してくださり、7月上旬にはネットのあるコートで練習ができるようになったチームもあります。6月25日、26日は全日本小学生バレーボール大会熊本県大会がありました。その時は大雨のため、2チームが参加を取りやめることになりました。そのチームのことを考えると、胸が痛くなりました。私たちはどうにかこの大会に参加することができました。そして優勝することができました。地震後、日本小学生バレーボール連盟をはじめ、九州小学生バレーボール連盟ほか、多くの小連の方たちから義援金が熊本県小連に送金されました。震災から4カ月。熊本県内では、いまだに避難所生活を送っている仲間がいます。私たち合志JVBCが今、この場にいること、大好きなバレーボールができること、全国の仲間に支えられていることに感謝し、1戦1戦、精一杯自分たちのプレーが発揮できるよう、全力を尽くしてプレーすることを誓います」
ファミリーマートカップ第36回全日本バレーボール小学生大会は、10日(水)、11日(木)に予選グループ戦を行い、12日(金)に準々決勝、準決勝、決勝戦を行います。夏の小学生日本一を目指して戦う選手たちに、ご声援をお願いいたします!