国際大会

【現地レポート】 予選ラウンド第3戦、2大会連続金メダルの開催国・ブラジル戦に向けて 第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ) 女子バレーボール競技

2016.08.10|国際大会

【現地レポート】 予選ラウンド第3戦、2大会連続金メダルの開催国・ブラジル戦に向けて 第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ) 女子バレーボール競技

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(写真は8月8日、日本対カメルーン戦)

地球の裏側・ブラジルで開催されている2016リオデジャネイロオリンピック。現地時間8月5日(金)の開会式からこれまで、各競技会場で熱戦が繰り広げられています。

女子バレーボール競技は開会式の翌日6日(土)からスタート。全日本女子チーム・火の鳥NIPPONは同日、アジアのライバル・韓国と対戦し、第1セットを先取しながらもセットカウント1-3で逆転負けを喫しました。中1日で行われた8日(月)のカメルーン戦は、オリンピック初出場のカメルーンの勢いに押され、いずれのセットも立ち上がりはリードされる展開となりましたが、徐々に盛り返してセットカウント3-0のストレートで勝利、本大会初白星となりました。

1日の休息日を挟んで現地時間10日(水)に対峙するのは、金メダル候補の一角と目される開催国・ブラジル。火の鳥NIPPONの石井優希選手(久光製薬スプリングス)はカメルーン戦終了後に「ブラジル、ロシアにはこのような試合では通用しない。よかった部分を次に生かし、(課題点を)改善できるようにしたい」と表情を引き締めました。また、キャプテンの木村沙織選手(東レアローズ)も「ブラジル戦では120パーセント以上の力を出し切りたい」と気持ちを新たにしました。

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(写真は8月8日、ブラジル対アルゼンチン戦)

リオオリンピックの各競技会場では、たくさんのブラジル国旗やブラジルチームと同じ「カナリアイエロー」を身につけた観客が目立ちます。バレーボール競技も同様で、ブラジル戦の前には会場のマラカナンジーニョの外にカナリアイエローをまとったサポーターたちが長蛇の列をなしています。8日(月)に行われたブラジル対アルゼンチンの1戦には、試合開始時間が平日の22:30だったにも関わらず、約7,600名の観衆が詰めかけました。日本戦にも多くのブラジル人サポーターが応援にやってくることが予想されます。

また、すでに終了した2試合が午前中の試合だったのに対し、10日(水)のブラジル戦以降はすべて夜間の試合となります。10日(水)・ブラジル戦は22:35、12日(金)・ロシア戦、14日(日)・アルゼンチン戦はともに20:30試合開始です。試合までのサイクルが大きく変わるため、コンディション調整が非常に大切になります。

次戦に向け眞鍋政義監督は「ブラジルは2大会連続金メダル。簡単に勝てる相手ではない。1球1球必死で食らいつく」と決意を語りました。「ロンドンオリンピックよりいい色のメダル」を目指して、ブラジルとの大一番に臨む火の鳥NIPPONに、ぜひ熱いご声援をお願いします!

◆女子バレーボール競技 予選ラウンド順位表(大会2日目終了時点)

【A組】

1位: ブラジル(2勝0敗、勝点6、セット率=MAX)

2位: ロシア(2勝0敗、勝点6、セット率=6.000)

3位:日本(1勝1敗、勝点3、セット率=1.333)

4位: 韓国(1勝1敗、勝点3、セット率=1.000)

5位: カメルーン(0勝2敗、勝点0、セット率=0.000、得点率=0.666)

6位: アルゼンチン(0勝2敗、勝点0、セット率=0.000、得点率=0.566)

【B組】

1位: セルビア(2勝0敗、勝点6)

2位: アメリカ(2勝0敗、勝点5)

3位: 中国(1勝1敗、勝点4)

4位: オランダ(1勝1敗、勝点3)

5位: イタリア(0勝2敗、勝点0、セット率=0.000、得点率=0.828)

6位: プエルトリコ(0勝2敗、勝点0、セット率=0.000、得点率=0.785)

日本戦以外の試合結果は
こちら
(FIVBウェブサイト[英語])

写真提供:FIVB

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