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ブラジルが地元で3大会ぶりの金メダル! 第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ) 男子バレーボール競技

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第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ)男子バレーボール競技は、現地時間8月21日(日)に最終日を迎えました。男女バレーボール競技のフィナーレを飾る決勝戦では、ブラジルがイタリアをストレート(25-22、28-26、26-24)で破り、自国開催のオリンピックで金メダル獲得を成し遂げました!

2004年アテネ大会決勝戦の再現となった地元・ブラジルとイタリアの対戦。第1セット序盤は両者譲らず一進一退の試合運びとなりますが、地元の後押しを受けるブラジルが徐々に点差を広げると25-22でセットを先取します。続く第2、3セット、パワーとスピードのあるサーブを次々に仕掛けるブラジルは、バラセ・デソウザ選手、ルイスフェリペ・フォンテレス選手ら攻撃陣が爆発。対するイタリアもイバン・ザイツェフ選手のポイントなどで応戦し、第2、3セットはデュースに持ち込みましたが、勝負どころでポイントを奪ったブラジルが勝利しました。

ブラジルのベルナルド・レゼンデ監督は試合を振り返り「(表彰式での)国歌演奏、国旗の掲揚、我々のファンが待ち望んでいたものだと思う。長いキャリアの中で、これまでたくさんのタイトルを勝ち取ってきたが、今日のこのタイトルが最も大切なものとなった。(息子である)ブルーノ・レゼンデ選手とルーカス・サートカンプ選手の勢いが止まらなかった。そしてバラセ・デソウザ選手は我々の歴史の中で最高の選手の1人となった」と喜びを語りました。

また、男子決勝戦の前に行われた3位決定戦では、2012年ロンドン大会金メダルのロシアとアメリカが激突。ロシアが強力なサーブでアメリカを崩して幸先よく2セットを連取しますが、続く第3、4セットをアメリカが取り返すと、フルセット(23-25、21-25、25-19、25-19、15-13)で逆転勝ちに成功。2008年北京大会の金メダル以来となるメダルを獲得しました。アメリカのジョン・スパロウ監督は「準決勝のイタリア戦での敗戦から立ち直りプレーすることは本当に大変だった」と試合を振り返り、キャプテンのデービッド・ リー選手は「素晴らしい、このオリンピックを総括するような試合だった。立ち上がりが悪かったものの、ウィリアム・プリディ選手を投入し変化を加えることでこの勝利することができたと思う」とチームメイトを称えました。

8月6日(土)に開幕し、連日たくさんの観客が詰めかけた2016リオデジャネイロオリンピックのバレーボール競技も閉幕の日を迎えました。次のオリンピックは2020年の東京オリンピック。日本は開催国として世界の強豪国を迎えます。今シーズンの全日本男女チームの活動は終了しましたが、来シーズンからも龍神NIPPONと火の鳥NIPPONにたくさんのご声援をよろしくお願いいたします。

◆男子バレーボール競技 最終順位

1位: ブラジル

2位: イタリア

3位: アメリカ

4位: ロシア

5位: アルゼンチン、カナダ、イラン、ポーランド

9位: エジプト、フランス

11位: キューバ、メキシコ

写真提供: FIVB