FIVB世界クラブ女子選手権大会2017(女子世界クラブ2017)の日本開催が決定 開催地・神戸市で会見
女子のクラブチーム世界一を決定する「FIVB世界クラブ女子選手権大会」の2017年大会を日本で開催することが決定し、本大会の開催に関する記者会見を本日9月30日(金)、開催都市である神戸市にて行いました。
1991年の大会創設より数えて11回目の開催となる2017年大会は、5月9日(火)から14日(日)まで、神戸総合運動公園グリーンアリーナ神戸にて開催されます。2017年大会にはマニラ(フィリピン)で開催される2016年大会と同様に8チームが出場。4チームずつ2つの組に分かれて行われる予選リーグ戦の後にクウォーターファイナルラウンド、セミファイナルラウンド、ファイナルラウンドを行って順位を決定します。
現時点で出場予定のチームは2チーム。9月3日(土)から11日(日)までビニャン(フィリピン)で開催された「2016アジアクラブ女子選手権大会」で優勝したNECレッドロケッツ、そして2015/16 V・プレミアリーグ女子を制した久光製薬スプリングスが開催国代表として出場します。この2チームに2017南米クラブ選手権優勝チーム、2017ヨーロッパチャンピオンズリーグ優勝チームとワイルドカードの4チームが加わります。
記者会見には久元喜造神戸市長、木村憲治公益財団法人日本バレーボール協会(JVA)会長、嶋岡健治一般社団法人日本バレーボールリーグ機構(Vリーグ機構)代表理事会長に加え、開催国代表チームの久光製薬スプリングスを代表して長岡望悠選手と石井優希選手の2選手が出席しました。
本大会の開催にあたり、開催地・神戸を代表して久元神戸市長が「世界的な規模の大会を神戸で開催できることを光栄に思う。神戸がスポーツ都市であるという発信と、神戸のバレーボールの裾野を広げるという観点において本大会を開催することは意味があると考えている。選手が気持ちよくプレーできて、観客の方々にも楽しんでいただけるように、全力で取り組んでいきたい」と歓迎の意を述べました。
木村JVA会長は「女子世界クラブ2017を日本で開催することは初めて。この大会を通して、全日本チームの強化につながる国内リーグのレベルの底上げを図り、2020年の東京オリンピックにつながるような大会にしたい」と語り、嶋岡Vリーグ機構会長は「各国の代表選手が集まる海外の強豪クラブチームに対し、日本のチームがどのように戦っていくのかということに注目していただきたい。この大会が日本のクラブのレベルアップにつながり、ひいては将来の全日本チームの強化につながるような大会にしたい」とコメントしました。
また、久光製薬スプリングスの長岡選手は「久光製薬スプリングスのホームタウンである神戸で本大会が開催されることを嬉しく思う。ファンの方々と一緒に熱く盛り上がれる大会にしたい。大会に向けて、日本が世界に勝つために重要となる緻密さや、勝つためのポイントとなる場面の意識づけなどを、突き詰めていきたい」、石井選手は「各国の名選手が集まっているので、チームによってはナショナルチームの大会よりもレベルが高いところもある。久光製薬スプリングスとして勝ちきることは、全日本の成績にもつながる。過去2大会(2014年と2015年)は結果がでなかったので、しっかり結果を残せるようにしたい」とそれぞれに大会に懸ける意気込みを語りました。
予選リーグ戦のプール分けならびに競技日程は、出場全8チームが出揃い次第決定となる予定です。また、チケットの販売などに関する情報につきましても、詳細が決まり次第ご案内いたします。
女子世界クラブ2017には、例年世界を代表する選手たちが集まり「クラブ世界一」の座を巡って熱戦が繰り広げられます。2017年の5月にはぜひグリーンアリーナ神戸にご来場いただき、世界のトップレベルの選手たちのプレーをご観戦ください。
(2017年2月の日程変更により開幕日を修正)