全日本U-23女子チーム・全日本ユニバ女子チームの候補メンバーが強化合宿を実施
2017年シーズンの全日本U-23女子チームと全日本ユニバ女子チームの候補選手による強化合宿が11月3日(木・祝)から7日(月)まで、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)にて行われています。
本合宿には全国から約20名の大学生選手が参加しており、2017年シーズンに控える全日本U-23女子チームと全日本ユニバ女子チームが出場する第29回ユニバーシアード競技大会(2017/台北)や第2回アジアU-23女子選手権大会などの選手選考の一環として行われています。先に行われた男子東西大学生選抜合宿と同様に1週間弱という短い期間の中で、選手たちには個々の技術の向上はもちろん、選手同士の連携を図っていきます。
合宿2日目の4日(金)は、午前中は2016年度全日本女子チームの甲谷洋祐ストレングス&コンディショニングコーチ指導のもとフィジカルの測定を、午後は対人パスで細かい技術や動作を確認した後、個々の技術やテクニックを向上させるためのボール練習、6対6のゲーム形式の練習などを行いました。練習中、安保澄全日本U-23女子チーム監督が選手を集めて細かい指示を出したり、選手たちに意見を求めたりなど、意思疎通を入念に行いながらメニューをこなしました。
◆安保澄全日本U-23女子チーム監督 コメント
この合宿での練習では、フィジカルや個人のテクニック、技術など、高いレベルを目指してほしいことについては都度練習を止めて伝えているようにしている。この合宿に参加した選手たちが所属チームに戻った際、チームメイトを刺激する存在になってもらえればと思う。今後は5月に予定されている国際大会を念頭に入れて定期的に合宿を行っていく。(選考対象となる)Vリーグの選手をVリーグ開催期間中に招集するのは難しいが、大学生や高校3年生を中心に練習を行う。アジアU-23女子選手権大会では世界U-23女子選手権大会出場を念頭に入れて、最低でも決勝戦に進むべく準備をしていく。
◆藤井壮浩全日本ユニバ女子チーム監督 コメント
今回は全日本ユニバや全日本U-23の合宿に初めて参加する選手もいる。特にミドルブロッカーは下の学年の選手も呼んでいる。全日本U-23と全日本ユニバの合宿には、世界のバレーボールを間近で見ている全日本女子チームのコーチの方々や安保監督が指導してくださり、選手たちにとって有意義なものになっている。全日本ユニバ単体では合宿期間を長く取れず、また海外遠征もなかなか行えないが、全日本U-23チームとの連携の中で選手に海外遠征を経験させることができているのも非常に意義深いことだと思う。
◆小島満菜美選手 コメント
この合宿を通じて世界に向けた意識づけを図ることはもちろん、(来年の国際大会の)選手選考に向けていいライバル意識を持ってやりたい。(最年長でこの合宿ではキャプテンを任されているが)コートの中での信頼関係を築くために、日常生活の中でもいろいろな人との会話を持ち、また他の選手たちが話しやすい環境づくりをしたいと考えている。海外の選手に身長など体格の面で劣っている分、チーム力では負けないようにしたい。全日本女子が掲げている4つの世界一(サーブ、サーブレシーブ、スパイクレシーブ、ミスでの失点の少なさ)を、世代別全日本チームでも目指したい。
本合宿に参加した選手の多くが出場する「第63回秩父宮妃賜杯全日本大学女子選手権大会 ミキプルーンスーパーカレッジバレー2016」(全日本インカレ)は、11月28日(月)から12月4日(日)まで、東京都内の3つの体育館(大田区総合体育館、墨田区総合体育館、エスフォルタアリーナ八王子)にて開催されます。対戦カードやチケット情報などの大会概要は全日本大学バレーボール連盟のウェブサイトをご確認ください。
また、全日本U-23女子チーム、全日本ユニバ女子チームが出場する2017年の国際大会のスケジュールならびに開催地などに関する情報は、情報が入り次第2017年国際大会スケジュールのページに掲載します。