強豪イタリアに敗れ、7勝5敗で予選ラウンドを終えた 女子ネーションズリーグ
「バレーボールネーションズリーグ2023」予選ラウンド第3週タイ大会最終戦。7月2日(日)にFIVB世界ランキング7位(試合開始前時点)のバレーボール女子日本代表チームは同2位の強豪イタリアと対戦し、セットカウント1-3(23-25、23-25、25-17、22-25)で敗れ、通算成績7勝5敗で予選ラウンドを終えました。
第1セット序盤は長岡望悠選手のブロックや宮部藍梨選手のサービスエースで6-2と幸先のいいスタートを切るも、徐々にイタリアに流れを奪われ10-11と逆転を許してしまいます。古賀紗理那選手や石川真佑選手のサーブで相手を崩し流れを引き戻そうとしますが、イタリアのブロックが機能し、23-25で第1セットを先取されます。続く第2セットは西村弥菜美選手を中心として粘り強い守りで序盤は互角の展開で試合が進んでいきます。中盤は長岡選手の絶妙なフェイントや井上選手と山田二千華選手の2枚ブロックで13-9と日本がリズムを掴みますが、タイムアウトをとり立て直してきたイタリアに15-15の同点に追いつかれてしまいます。終盤はイタリアの高いブロックに阻まれ、23-25でこのセットも連取されてしまいます。後がない日本は石川選手と和田由紀子選手、福留慧美選手をスタメンに起用し第3セットに臨みます。その選手たちが期待に応え12-9と日本に流れを呼び込み、24-17と大きくリードした状態でセットポイントを握ります。イタリアに連続失点を喫し最後の1点が遠かった日本ですが、最後は山田選手のブロード攻撃でこのセットを奪い返します。第4セットはイタリアに先行されてしまいますが、長岡選手や和田選手が躍動し12-11と逆転に成功すると、20-18と日本が先に20点台に乗せます。しかし、イタリアの猛攻を受け、22-25でこのセットを落とし、セットカウント1-3で敗れました。
予選ラウンド7位の女子日本代表チームは、日本時間7月14日(金)からアーリントン(アメリカ)で開催されるファイナルラウンドに進出します。予選ラウンド上位8チームが出場するファイナルラウンドでは、ノックアウト方式のトーナメント戦で優勝チームを決定します。ファイナルラウンド初戦、女子日本代表チームは予選ラウンドで勝利を収めたアメリカ(予選ラウンド2位)と対戦します。詳細な競技日程や対戦カードはこちらからご確認ください。ベスト4進出を目指す女子日本代表チームに引き続き応援をお願いいたします。
<次戦>
日本時間7月13日(木)9:30 日本×アメリカ
写真提供:FIVB